出版社内容情報
「発達とは何か」という根元的で切実な問いから出発し,教育が人権の一部として自覚されるようになった近代の教育価値の分析をとおして,現代社会における教育制度や実践,そしてその研究について具体的に考察する.
内容説明
「人間が発達するとはどういうことか」という根源的で切実な問いから出発し、教育が人権の一部として自覚されるようになった近代の教育価値の分析をとおして、現代社会における教育制度や実践、そしてその研究について具体的に考察する。また、教師の自由とその条件、教育の習俗と教育学研究などについても論究する。
目次
1 人間が発達するとはどういうことか
2 現代社会と子どもの発達
3 近代の教育価値をどううけとめるか
4 教育の過程と方法
5 教師の自由とその条件―教科書裁判《乙号第127号証》の問題点
6 教育の習俗と教育学研究
付 教育習俗語彙の例示