内容説明
軍事史上にその名を燦然と輝かせるアレクサンドロス大王。若干20歳にして父フィリッポスの野望と王位をついだ大王は、宿敵であり当時の最強国であったペルシアへの遠征に旅だった。だがペルシア帝国との戦いはインドまでつづく大東征のはじまりにすぎなかった。こうした史上稀にみるアレクサンドロスの成功を支えたのは、戦場における彼の軍事的才能であり、父王フィリッポスより受け継いだマケドニア軍であった。本書はアレクサンドロスが擁した軍隊の機構や仕組み、騎兵と歩兵の種類を仔細に解説するものである。
目次
フィリッポス2世の軍隊(フィリッポスおよびアレクサンドロス統治下の重要な出来事;宮廷;王室の騎士見習い ほか)
騎兵部隊(編制と戦術;騎馬隊の装備;騎兵仲間 ほか)
歩兵部隊(編制と戦術;行軍の状況;歩兵隊の装備 ほか)
カラーイラスト解説