出版社内容情報
論理展開をつかむことで英文を理解する
「どのように長文を読むのか」を体系的に説明した読解問題集です。読解の糸口は「論理展開」。日本語なら「起承転結」という展開のパターンがあるように、英語、特に近年、入試でよく使われている論説文などの論理的文章には、論理展開のパターン(=「論型」)があります。この論型をカギに英文の大意をつかもうというのが、本書です。
ディスコースマーカーって何だ!
論理的な英文は、「論型」に従って書かれています。この論型をはっきり示す言葉がディスコースマーカー(Discourse Marker)です。Discourseとは「話」、Markerとは「標識」ですから、「話の筋道を示す言葉」という意味ですが、本書では、この話の標識「ディスコースマーカー」をもとに論型を見抜き、英文の大意をつかむ練習をします。
難関大学の入試問題で実戦演習
課題英文はすべて、東大、京大、早大、慶大をはじめとする難関大学の入試問題から選んだ22題。基本的な語彙・文法知識を身につけた後に、実際の入試に対応できる実戦力を養成する教材です。
検索に便利!「ディスコースマーカー・ハンドブック」
論型をつかむ方法をコンパクトに解説し、機能別にディスコースマーカーを整理した「ディスコースマーカー・ハンドブック」がついています。英文読解の時にはいつでも使ってください。
実際に英語を「使う」場合、一文一文構文を分析し、単語を調べて内容を読み取ることは不可能です。私は学生の時、専門は英語とは無縁の分野だったのですが、何の因果か、英文のレポートを毎日何十ページと読まなければなりませんでした。この本を作りながら感じたのは、その当時、もし読んでいたらあんなに苦労しなかったのに…ということ。使える英語力を身につけるための実戦的な学習法です。「経験者」としてお勧めします。