内容説明
「すばる」は、十年あまりの年月をかけて、日本がハワイ島マウナケア山頂に建設した新技術大望遠鏡です。その計画推進に中心的役割を果たしてきた著者が、ありたけの資料・写真を駆使して、計画の背景、「すばる」望遠鏡とその建設過程、初期成果などを、簡単に分かりやすく解説したのが本書です。「すばる」建設のための予算折衝や外交交渉も担当した著者の鋭い目が、「宇宙の果て」を追う大プロジェクトの全体像に迫ります。
目次
1 すばるで観る宇宙とらえられた極微の光
2 すばるデータシート高性能の秘密
3 観測の影の主役たちすばる観測装置
4 すばる望遠鏡の建設9年間の道程
5 すばるのライバルたち協力と競合のパートナー
6 すばるを創った人々