小学館文庫
ブンブン丸の「野村野球」伝道―わが球歴40年史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094080766
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0195

内容説明

神宮球場での涙の引退試合から三年、ブンブン丸・池山が楽天イーグルスの新打撃コーチとして球界に復帰した。星一徹並みの父に鍛えられた少年時代、甲子園出場、運命のドラフト、ヤクルトでの華々しい活躍、そして晩年の代打生活…。その球歴を振り返るなかで、一大転機となったのは知将・野村監督との出会いだった。彼が引き込まれ、九年間にわたって学び続けた「野村野球」とは…。そのエッセンスをいま、明かす。

目次

第1章 再会
第2章 運命
第3章 喜び
第4章 葛藤
第5章 屈辱
第6章 決断

著者等紹介

池山隆寛[イケヤマタカヒロ]
1965年兵庫県生まれ。市立尼崎高三年夏に甲子園出場。83年のドラフトでヤクルトから二位指名を受け入団。豪快なスイングからブンブン丸の愛称で親しまれる。02年に引退。06より楽天の一軍打撃コーチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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再び読書

30
タイトルの「野村野球の伝道」には残念ながら偽りがあります。我が球歴40年史が本題でした。後輩の真中が、先を越して監督、優勝を経験してしましたが、彼に是非監督になって欲しい。また関根監督の指導も印象的で、確かに最初にノムさんだと、今岡の様な拒否反応をしてしまう選手もいてしまうかも知れない。彼にも関根氏の次にノムさんという順番が良かったと思います。また、最後の挨拶の応援団の岡田さんや、バッティングピッチャーの小山田さんに対する思いを形にする池山氏の素直な心の大きさに期待してしまう。後は広沢とのコンビで戻って2016/07/31

Kaz

8
大好きだった池山。高校の時、「市尼の池山」という名前は、滋賀県にまで響いていました。彼のプレーが大好きで、私がヤクルトフアンになった要因の一つとなっています。引退間際の彼のベンチでの活躍は、それまでの彼のイメージからは想像しがたく、その変貌ぶりに感心したのも覚えています。後半の引退に向かうくだりには目頭が熱くなりました。いつの日かヤクルトの指導者として、黄金時代を気付いてくれることを期待しています。2014/08/17

ジュンジュン

4
ブンブン丸こと池山選手(元)は、少年時代のアイドル。ほんわかおじいちゃんの関根監督の下、のびのびプレーする姿にファンになった。そして、野村監督に率いられて黄金時代へ…。当時を懐かしみつつ読了。2017/09/26

miki

3
自宅にいる時間が長く、ちょっといい気分になりたくて読んだ。よかった。私の中で永遠のヒーローになったまさにその日(槇原からのバックスクリーンへのホームラン)も描かれていた。先日の関根さんの訃報もあり、関根監督~野村監督時代は思い出深くグッときた。そして何より引退試合は泣けてくる。文章を読み、球場の歓声や外野の照明で少し靄がかった映像が浮かぶ。あの日、神宮球場にいられたことに感謝。2020/04/11

niomoc

2
コーチが選手に対し心ない発言をすることを批判しつつも、「これがたとえば、野村監督がいうならばわかる。選手を皮肉るためでなく、選手に奮起を促すという狙いがあり、選手に対する愛情に裏打ちされているからだ」というあたり、人のこころは難しいなと思った。2013/04/09

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