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出版社内容情報
見た目は聖女、中身は野獣――な転生令嬢・ミレーヌ。波乱に満ちた二度目の世界で、彼女が挑む次なる戦いの舞台は……伝統と栄華を誇る魔法学園のビッグイベント!? 神に選ばれしお嬢様の“無双劇”が幕を開ける!
内容説明
“野蛮なる牙”の異名を冠する豪傑の魂を身に宿しながら、神に選ばれし魔力の才を誇る、奇跡の転生令嬢・ミレーヌ。二度目の世界を往く“規格外”お嬢様―魔法学園で青春を謳歌!自身を慕う仲間たちに囲まれ、充実した日々を送る彼女だったが、ただ一人、怪訝な視線を向けてくる女子生徒の姿が―「あ、あなたの本性…わたしは知ってるんだからね…!!」その正体は、己と因縁を持つ、聖なる巫女・メリッサだった!二人の邂逅によって学園生活が目まぐるしさを増す中、ミレーヌが挑む次なる戦いの舞台は…伝統と栄華を誇る学園祭!?華麗な令嬢の皮をかぶった野獣、学園イベントを無双する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
22
★☆ 戦場において多大な武勲を上げた豪傑の魂を身に宿しながら、神に選ばれし魔力の才を誇る少女・ミレーヌが二度目の人生を往く転生TS物。 あまり好みのジャンルではないTS物ながら続刊を購入した作品ではあるが、今巻は前巻程惹かれるものはなかったかなという印象。 俺TUEEEE要素から生まれる爽快感もそこまで感じられず、TS要素から生まれる百合物の尊さもあまり感じられず…個人的に今作にはこの二つの要素を楽しみに読んでいるので、ここに満足出来ないと少し厳しいのかなと。ラスボスの能力もいまいち地味であり、、戦闘→2021/12/19
ひぬ
13
【電子】暴虐令嬢・ミレーヌとして逆行転生してしまった傭兵の主人公。今回はなんか思ってたノリとはかなり違いました。前巻がアクション多めだっただけに、今回が学園祭メイン、そしてまさかのメイド喫茶が主だったのは意外でした。アルベールは相変わらず可愛かったですが、アクション要素の薄さも相まって全体的に消化不良と感じてしまいました。2023/05/28
かっぱ
9
イルタニア教の巫女であるメリッサが登場するシリーズ2弾。前巻の疾走感とはまた違った穏やかな日常パートが多く構成されていて新たな魅力を見せたお話になっていた。着実に深まっていく絆と裏で暗躍する陰謀。ファンタジア文庫の王道とも言える物語の先行きが気になる。新ヒロインのメリッサについてもまだ顔見せ程度で彼女の特性により今後の展開が少しだけ開けたけどまだまだ謎ばかり。メリッサが次巻以降でどのような形で物語に関わってくるのかも楽しみにしたいところ2021/11/21
真白優樹
5
学校の伝統行事の季節がやってくる中、イルタニア教の巫女であるメリッサの監視を受け、狂信者たちの新たな刺客に襲われる今巻。―――吼えろ、許せぬ悪とその罪に。 前巻の始まりを経て戦いが本格化していく中、ミレーヌの周りに更なる人間関係が形成されていく今巻。前巻にも増して熱いバトルが目を惹くであろう巻であり、熱いバトルが更なる熱を齎してくれる巻である。舞台が更なる混迷を生み、世界の未来が確かに未知の方向へ進んでいく中。神様をぶん殴る事を決意したミレーヌの拳は、果たして神に届くのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/11/21
尚侍
4
なんだか読んでいて物足りなさを感じたのですが、あとがきを読んで納得しました。今回は難産だったとのことですが、全体的に筆が重い印象で、キャラがあまり動いていないように感じました。本作はいい意味で俺tueeeeを全開にする方が面白いと思うのですが、その方向が主人公の美しさを称えるといった方に向いているので、タイトルとの乖離が激しいというか……。2巻にして閑話休題的な内容になってしまっているのも気になりますし、なにか新しい設定が入らないと厳しいかもしれませんね。2021/11/30