内容説明
「看護婦の仕事って大変そう」と思いこむのは一寸待った!確かに悩むこともあるけれど他にはかえがたい魅力がいっぱい。時にワガママな患者さんに怒り爆発。時に「看護婦だからできること」と「できないこと」の間で無力感。でもそのぶん、裸の人間の可愛さ、たくましさ、いじらしさに出会う感動は大きい。今日も採血にマウスケアに、腕まくりする現役看護婦あずささんの元気エッセイpart2。
目次
第1章 腕がなるなる看護婦の仕事編(三日やらぬと指がなる?―摘便;お口の中はいつもきれいに―マウスケアと吸引;血管を通して人間が見える?―採血;嫁はサーフィンに乗って―グチの聞き役 ほか)
第2章 あなたの疑問に答える体験的看護婦への道編(あなたの希望はどのコース―いろいろある、看護婦への道;実は医療って文系の分野―数学の苦手なあなたのために;スーパーレディでなくても看護婦になれる―いろいろ選べる働き方;看護学校入試は一勝一敗―私の面接トホホ話 ほか)
著者等紹介
宮子あずさ[ミヤコアズサ]
1963年東京生。明治大学文学部中退、東京厚生年金看護専門学校を経て、87年より厚生年金病院内科病棟勤務。看護婦として働くかたわら、小説、エッセイ等を発表
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感想・レビュー
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りえぞお
1
積読消化。最近またよく病院にお世話になるので、看護婦さん(今は看護士さん、ですね)にはひたすら頭が下がります。粗忽なくせに気が小さい私には到底無理だ…と思われるエピソードのオンパレードにしみじみ。助産師さんに憧れてたんですがねえ。無理か。しかし、仕事に対するモチベーションの保ち方とか、気持ちの切り替え方とか自分の仕事にも応用できるような話も多々あり、あーどんな仕事でも根っこは同じなのかなー、などと思ったり。2011/02/08
みん
0
看護婦の仕事はきついと思っていたが、それなりに楽しみもあるのだなぁ、と感じた。その女性の性格にもよるのだろうが、やはりたいへんな仕事だと思う。前作を読んだので、二作目も読んでみたが、特に面白味はなかった。まぁ、面白さを目的にしたエッセイでもないのでしょうが・・・。2020/06/12