出版社内容情報
ヴァーチャル国家・センタアメリカが独立した。南米の国や北米の一部も加え一国とする構想で、リアル世界とは全く別の新国家になるという。リアルにおける格差の解消を期待し、移住希望者が殺到。国家間の勢力図も大きく塗り替えられることが予想された。
そんなニュースが報じられるなか、リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性が、グアトに捜索を依頼する。
内容説明
ヴァーチャル国家・センタアメリカが独立した。南米の国や北米の一部も加え一国とする構想で、リアル世界とは全く別の新国家になるという。リアルにおける格差の解消を期待し、移住希望者が殺到。国家間の勢力図も大きく塗り替えられることが予想された。そんなニュースが報じられるなか、リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性が、グアトに捜索を依頼する。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
工学博士。1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南雲吾朗
56
うーん、結局はそういう終わり方になるんだなぁ…。攻殻機動隊とマトリックスを合わせたような未来像。結局それが一番安定して平和なのかもしれない。WWシリーズもこれで終わりなのかなぁ…。2022/06/20
やなぎ
31
WWシリーズ第6弾。バーチャルに移行した女性から、リアルの自分を探してほしいとの依頼を受けた、主人公のグアトとロジ。今回はイチャイチャは少なくて残念だ。途中でバーチャルの国家が独立を求める、みたいな急展開に、ついて行くのが難しくなったような、なんだか現実のどこかの国を見ているような。仕事が忙しくて集中して読めず、しっかり理解できていない(いつもの言い訳)。続けて2回は読まないので、皆さんのレビューで補完して、同時に買った次作に進む。70点。2023/06/27
K
30
森博嗣さん良くこんなことを考え出せるなぁ。そしてこれはきっと未来の予知みたいなものなのだろう。なかなか難しいところもあったけど考えさせられました。2022/04/21
えも
28
リアルとバーチャルの境界があやふやになり、人工知能同士にも諍いが生じる中、結局、コギトエルゴスムな状態でこの巻は終わる▼マガタ・シキの色が濃いなあ。森作品のシキものを全部読めば理解できるだろうか?▼でもロジがかわいいので救われる♪2022/06/29
coco夏ko10角
28
WWシリーズ第6弾。ヴァーチャルにいる女性からリアルの肉体が行方不明になっていて戻れないと相談され…。このクラーラみたいなことやヴァーチャル国家独立、このシリーズは自分が死んだ後のこの世界での「もしかしたら将来起こるかも?」なことを見させてもらってる感じ。ロジが「女の子」な場面ほんとかわいい。2022/04/19