【紀伊國屋書店出版部】8月新刊『ぱくりぱくられし』
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木皿さんの作品は、
言葉が生きて泳いでいる感じ。
新しい感覚の出会いが私の宝物です。
──仲 里依紗(女優)
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「木皿ドラマ」の台詞の数々はどのように生まれたのか――
伝説のドラマ「すいか」に通じる幻のデビュー作「け・へら・へら」シナリオも収録。「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」「富士ファミリー」『昨夜のカレー、明日のパン』『さざなみのよる』『カゲロボ』......木皿泉の最新エッセイ集。
読み返してみると、脚本家としての、あるいは小説家としての木皿泉の源泉はここにあるのだなぁと改めて思う。我々の作風もまた、節操がない分、偏見もなく、何もかも詰め込んだ、ごった煮のようなものだからだ。こうあらねばならない、というのは私たちにはない。それは人は日々変わってゆくものだと思っているからだ。
「思いのほか長くなってしまったあとがき」より