『小説 エコエコアザラク』刊行記念 岩井志麻子トークショウ(2019年9月18日)※本講演は終了しました
第298回新宿セミナー@Kinokuniya APeS(エイプス)ノベルズ |
日 時
2019年9月18日(水) 19:00開演(18:30開場)会 場
紀伊國屋ホール (紀伊國屋書店新宿本店4F)内 容
2019年夏、50周年を迎えた『週刊少年チャンピオン』の代表的ホラー漫画『エコエコアザラク』を、岩井志麻子さんが新たな世界観で書き下ろした『小説 エコエコアザラク』。秋田書店、誠文堂新光社、パルプライドの3社が協業して立ち上げた、APeS(エイプス)ノベルズという新たな読み物のレーベルから上梓されました。岩井さん自らも『エコエコアザラク』を愛読していた一人として、愛と情念を込めて筆を振るいました。自らが主人公、魔女・黒井ミサに憑依したかのように、人の道から逸れたあわれな人々を地獄へ誘う道先案内人となり、読者をおどろおどろしい生き地獄に誘います。トークショウでは、『小説 エコエコアザラク』を新たに世に送り出した思いや価値、そして、岩井さんの鋭敏な感性や観察眼で現代に起こる凄惨な事件の解釈を、主人公の魔女・黒井ミサの目線で語っていただきます。ゲストに、APeS(エイプス)ノベルズから先行刊行されている『小説 ブラック・ジャック』の著者、瀬名秀明さんをお迎えします。お二人とも日本ホラー小説大賞を受賞されていることもあり、ホラー小説の楽しみ方を存分に語り合っていただきます。
講演終了後、岩井志麻子さんのサイン会を行います。
当日、会場ロビーにて販売する岩井志麻子著『小説 エコエコアザラク』(税込1,620円)をご購入の方に整理券を配布いたします。
(会場外からお持込みの本・色紙等へのサインはお断り申しあげます。)
プロフィール

瀬名秀明(せな・ひであき):1968年静岡県生まれ。仙台市在住。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)修了。薬学博士。 1995年に『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。1998年には『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリーなどさまざまなジャンルの小説作品に加え、科学・ノンフィクション・文芸評論など多岐にわたる執筆活動を行っている。2011年に藤子・F・不二雄作品のノベライズとなる『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』を手がけ、大きな反響を集めた。ほかの著書に『大空のドロテ』(双葉社刊)、『月と太陽』(講談社刊)、『夜の虹彩』(出版芸術社刊)、『新生』(河出書房新社刊)、『この青い空で君をつつもう』(双葉社刊)などが、また近著に『魔法を召し上がれ』(講談社刊)がある。
入場料金 [全席指定]
1,500円(税込み)チケット取り扱い
発売開始:8月24日(土)10:00~【店頭販売】
キノチケットカウンター (新宿本店5階/店頭販売 受付時間10:00~18:30)
【キノチケオンライン】(24時間受付)
お問合せ
紀伊國屋ホール 03-3354-0141 (10:00~18:30)共催:誠文堂新光社 紀伊國屋書店
「エコエコアザラク、エコエコザメラク...」どこからともなく聞こえてくる妖しい呪文と共に黒井ミサが帰って来た!!あるときは災いの象徴として、またあるときは自分に害を為した者への復讐劇として描かれることの多かった黒井ミサとその物語。悪霊の力を借りて執行される呪術という神秘的なイメージと相まって、昏い魅力に溢れた『エコエコアザラク』のイメージはそのままに、情念を描いた作品で人気を集める岩井氏の筆によって、人々を惑わせる「運命の女」黒井ミサへと昇華され、あたかも幻想文学をも想起させる・・・。
「現代にもしブラック・ジャックがいたら・・・」誰もが思い描いたことのあるそんなファンタジーが、小説家・瀬名氏の筆によって小説として蘇る!!「医療ロボット」「iPS細胞」「終末期医療」などの現代医療、さらにはそれを飛び越え近未来をも予感させるテーマで描かれる、ブラック・ジャックの活躍。そして、それぞれの事情を抱えた患者たち・医師たちと、無免許の天才外科医の邂逅が紡ぎ出すヒューマンドラマ。もちろんピノコやドクター・キリコといった作品キャラクターは言うに及ばず、思わぬ手塚キャラたちとも再会できる一冊。