【紀伊國屋書店出版部】11月新刊『10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち──世界初のパーソナルゲノム医療はこうして実現した』
ピューリッツァー賞 解説報道部門
受賞記事を書籍化！
世界で初めて
ゲノム解析を臨床に応用した事例を描く、
迫真のドキュメント！
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2007年5月、ウィスコンシン小児病院に2歳の男の子が運ばれる。ニック・ヴォルカー少年は食事をするたびに腸に小さな穴が開き、その穴が皮膚表面まで通じてそこから便が漏れるという奇病を患っていた。医師たちは様々な検査をするが原因がまったくわからず、過去の文献にも例がない。このままでは10歳までもたないと思われた。
2009年、ウィスコンシン医科大学ハワード・ジェイコブ教授指揮のもと、ついに最後の手段として臨床の場ではそれまで世界に例のないゲノム解析により、原因遺伝子を突きとめて治療の手がかりをつかもうという大胆な試みが始まる。 その結果は？ そしてこの医療が突きつけた倫理問題とは？
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今年から日本においても、厚生労働省の指定する11の中核拠点病院でがんを対象にゲノム情報を活用した医療が始まりました。2015年には日本医療研究開発機構（AMED）主導による「未診断疾患プロジェクト」も始動しています。ゲノム医療の始まりとその歴史を知ることのできる一冊です。
★下記リンクの「Kinoppy無料お試し版」から試し読みができます。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0598497
１０億分の１を乗りこえた少年と科学者たち 世界初のパ－ソナルゲノム医療はこうして実現した
マ－ク・ジョンソン、キャスリ－ン・ギャラガ－
紀伊國屋書店 （2018/11 出版）
ISBN：9784314011655
価格：￥1,944（本体￥1,800）
