紀伊國屋書店出版部8月の新刊『意識と脳――思考はいかにコード化されるか』

 私たちの思考、感情、夢はどこからやって来るのか?――この問いは子どもでも思いつくほど素朴なものですが、意識がどのように生じるかについては、有史以来何千年も先哲たちを悩ませてきました。

 本書は、「意識の研究はもはや思索の域を脱し、その焦点は実験方法の問題へと移行してきた」と言い放ち、独自の「グローバル・ニューロナル・ワークスペース理論」を打ち立て、意識の解明を実証すべく邁進する認知神経科学の俊英ドゥアンヌが世に送り出した、野心的な一冊です。

 人工知能やヒューマノイドロボットなどが注目されている現在、それらの研究の礎となる脳の機能および意識の研究についても、一般向けの好著が続々と刊行され、活況を呈しています。
 ここに新たに加わる一冊、本書『意識と脳』にも是非ご注目ください。

こちらから序章を試し読みできます。

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意識と脳 思考はいかにコード化されるか
紀伊國屋書店(2015/08/27発売)
ISBN 9784314011310
価格:¥2,916(本体¥2,700)

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2015.08.13 出版  サイエンス