書籍の販売、書棚管理、フェア企画など。現在入社6年目です。

自分が担当する分野・ジャンルの書籍に関する全てのこと、つまり、商品の発注から入荷した書籍の陳列・管理、補充注文、返品、季節や世の中の動きに合わせたフェアの企画から準備まで。もちろん接客もして自分の手で本をお売りして行きます。
私自身が本好き、ということに加えて、業界全体が厳しいと言われる中でもトップを目指し続け、伝統を守りながらさらに新しいことを進めようとしている力強さです。
面接では、わざと難しいことを聞いて圧迫したりするようなことがなく、それぞれの人間性や性格を見ようとしてくれているのを感じた、というのも大きな要因だったと思います。
本好き同士の触れ合いがあるところ。
「売れる本」を自分でつくれる!
大きな金額や企画を動かすような仕事ではないですが、日々小さな喜びが直に感じられる仕事だと思います。
「どこを探してもなかった本、どうしても欲しかった本があった」とか「何十年も通い続けている」というお客様の声を聞くと、本が好き、という気持ちが通じ合ったような気になります。
最近は、他店で品切になっている本や、他ではあまり売れていない本をうちだけで売る、ということにも喜びを感じます。
全国どこでも、同じものを同じ価格で売らなければいけない「書店」では、棚に個性を出すのは難しいですが、それだけに自分の工夫が結果を生むととてもうれしいです。
まだ、入社して半年も経たない頃でした。
お客様から電話で本のお問い合わせを受け、在庫があったので「お取り置き致しましょうか?」とお伺いしました。お客様から取って置くようご依頼されたので、お客様のお名前、電話番号をお伺いしてメモし、お取り置きの棚にその本を置きました。ところが、お取り置きの日付を書くのを忘れたため、長期お取り置きにて放置されている本と勘違いされてしまい、他の店員がその本をお取り置きの棚からはずしてしまいました。
お客様がご来店され、いくら探しても本が見つからず、お客様に「取って置くと言ったのに無いのはどういうことか!」と叱責されました。
後に、本があったのでお届けすることができましたが、たった1つのケアレスミスでお客様を失うところでした。
仕事はチームワークなので、必要な情報が一緒に働く方々にもきちんと伝わるようにしなければならいことを思い知らされた失敗です。
就職活動は、人生の一つのがんばり所ではありますが無理をする所ではないと思います。
自分がやりたいこと、居たい会社を見つけようとすると自分自身が見えてくる気もします。
体も心も無理はせず、でも後悔のないように。納得の行く結果は見つかります!