内容説明
生死も煩悩も肯定する。そんな仏教はいかに生まれたのか? ブッダによる「無我」の教えがインドから大陸経由で渡来したとき、いかにして日本固有の「無常感」と融合したのか。なぜ衆生救済を旨とする大乗仏教が、変移流転する現実をそのまま受け入れる宗教観念に転化したのか。仏教思想を手掛かりに、私たちの意識の底に流れている「現実感覚」の謎に迫る。渾身のシリーズ完結編。
生死も煩悩も肯定する。そんな仏教はいかに生まれたのか? ブッダによる「無我」の教えがインドから大陸経由で渡来したとき、いかにして日本固有の「無常感」と融合したのか。なぜ衆生救済を旨とする大乗仏教が、変移流転する現実をそのまま受け入れる宗教観念に転化したのか。仏教思想を手掛かりに、私たちの意識の底に流れている「現実感覚」の謎に迫る。渾身のシリーズ完結編。