内容説明
予想を裏切る展開に翻弄され、信じていたものが崩れ去る衝撃を集めたホラー傑作選。
異国の地で呪いをかけられ、事態が悪化し続ける織守きょうや「五人目の呪術師」。戸締まりなどの不安がエスカレートする新名智「今頃、わが家では」。未来が見える鏡占いが心を歪めていく辻村深月「ふちなしのかがみ」。夜行列車での怪談が悲劇へ誘う綾辻行人「鉄橋」など。9つの“最悪の結末”があなたを奈落へ突き落とす。
“最悪”がじーーーーと待ち受ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
50
信じていたものが崩れ去るバッドエンドなホラー8編。内、既読3編。/同時刊行の「逃げられない」が面白かったので、こちらも読む前から期待の高まるホラー短編集。驚きや絶望、どんでん返しの先のバッドエンドに思わずため息が出てしまう。こちらのほうがややミステリ寄りな印象。自業自得、因果応報の織守さんは再読でも面白かったし、道尾さんや櫛木さん、新名さんはどんなバッドエンドが待っているのかドキドキだった。辻村さんは再読でも2度読みしてしまう。どれもハイレベルだけど、しいて挙げればマイベストは「ルボワットの匣」。2026/10/14
MINA
18
発売前から楽しみにしてた一冊(正確には姉妹編二冊)。予想外のトコから襲われる恐怖と絶望、最後にはタイトルの一文を叫びたくなる愉悦を味わえる9作。朝宮運河の解説で“猿の手”から着想を得たとあるが、なるほどなと。今年は結構ホラー小説にハマってるけれど、ホラーアンソロって贅沢で良き。織守きょうや、櫛木理宇、新名智、黒木あるじの物語が特に好き。 辻村深月のは…10年前に著者の作品内で読んだ時はまるで意味分からず今回も少々混乱してしまった。ラストの綾辻行人も、〆に相応しい流石の感じ。気付けば足元が真っ暗闇、て怖い。2026/10/07
ふなこ
8
とても作家さんが豪華なホラーアンソロジー。「逃げられない」と同時発売。ホラーやイヤミスやクライムサスペンスが詰まってる。今読み終えて暗い気持ちになっている。どのお話もとても好み。一番好きなのは小林泰三さんの『攫われて』。昔どこかで読んだことがある。その記憶も相まってより深く作品を楽しめた。2026/09/26
ミラノ
4
よかったです。タイトル通りこんなはずじゃないの展開で楽しめた。残されていた文字(井上雅彦)。いきなり絶対絶命。雪山に登山した男女二人が遭難。女性は先に亡くなっていて小説家の男はその女性に文字を書きます。自分としてはなぜ遭難になったのかが気になった。インパクトはありました。5人目の呪術師(織守きょうや)。モザンビーク共和国に営業に来た成田と現地に住んでる梶原と一緒に商談相手がいる村に車で移動していた。梶原が運転中に成田は自分が運転してみたいといいだす。何もない平坦な道を見てスピード飛ばしたくなったらしい。2026/10/24
種まく人
2
最後の最後に信じていたものが崩れ去る恐怖を集めたアンソロジー。ミステリ仕立ての短編が多かった印象。道尾秀介と小林泰三の作品はエグかった。2026/10/06




