角川ホラー文庫<br> 逃げられない ホラー傑作選

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角川ホラー文庫
逃げられない ホラー傑作選

  • ISBN:9784041176214

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内容説明

得体の知れない何かに追われ、逃げ場を失う恐怖を集めたホラー傑作選。
早朝のジョギングコースで異形が追走する夢枕獏「鬼走り」。雨の山村で不気味な影が忍び寄る彩藤アザミ「長い雨宿り」。人形を使った遊びが徐々に不穏さを増す三津田信三「ドールハウスの怪」。霊能者とそのマネージャーが怪異に襲われる澤村伊智「えれんとわたしの最後の事件」など。8つの“終わらない絶望”があなたを捕らえて離さない。

“こわい”がずーーーーと追ってくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

76
次第に追い詰められていく恐怖。終わりを待つしかない絶望感が不安を煽るホラー短編集。一番好みだったのは夢枕獏さんの『鬼走り』早朝のジョギングコース。いつしか異形が後をついてくる恐怖と悲劇の連鎖。救いのないラストの余韻も強烈。雨宿りで出会った不思議な人物。彼は子供の頃に雨の日に現れる“あばださま”という化け物に出会ったと言うが…彩藤さんの『長い雨宿り』不気味なドールハウスが現実を侵食してくる三津田さんの『ドールハウスの怪』田にまつわる無残な死の連鎖、高原さんの『呪い田』など8つ恐怖を味わえる粒ぞろいの1冊。2026/10/14

さっちゃん

54
何かに追われる恐怖を描くホラー8編。内、既読3編。/夏に出してよと思いつつ、期待の高まる季節外れの2冊同時刊行ホラー短編集。タイトル通りに逃げられない恐怖が息苦しく、部屋の酸素濃度が少し低くなったような気になる。追われたり囚われたり、日常がふとした瞬間に歪むのが恐ろしい。ハイレベルな短編集でマイベストは決められないが、恐怖と村の禁忌がじっとりとした物語としてイメージしやすい「長い雨宿り」と、さすがのリーダビリティでゾクゾクさせてくれる「ドールハウスの怪」が好み(どちらも再読)。朝宮さんの解説も良かった。2026/10/14

ポチ

33
確かに「逃げられない」のだから、最後は捕まっておしまい。全体にもやもやした理不尽さが残りました。獏さんの「鬼走り」は勘弁して欲しいなぁ。2026/10/26

MINA

13
いやー、好きだわ。必死に進めど行き止まりでどん詰まりにて追い詰められたような、ラストで圧倒的な恐怖や絶望が襲いかかってくる珠玉の8集。今回のアンソロ姉妹作ではこちらのが好みだわ。どれも最高なれど、特に個人的に好きなのは芦花公園と三津田信三かな。とはいえ夢枕獏、彩藤アザミ、高原英里、梨、澤村伊智、牧野修の面々が紡ぐ物語もめちゃくちゃ良かった。最近BSのあの本読みました?以来朝宮運河にちと注目気味で彼の著作やアンソロ辿りたくなってきてる。今年は特にホラーばっか買ってる感あるし、もっともっとホラーを浴びたい。2026/10/20

みどり

7
同時発売の「こんなはずじゃない」のほうが好みだったかも。こちらは一つも救いがない。ぼやかしているものもあるけれど、どれ一つとっても「バッドエンド」しか道が残されていないのでは?と思ってしまう。ホラーという意味ではこちらの方がホラーだとは思う。2026/10/05

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