内容説明
超・巨大ビジネスに成長した日本のエンタテインメント産業。その躍進を支えているのは、世界と比べても突出して数多い「キャラクター」たちです。なぜ日本のキャラクターは、こんなにも多様性に溢れ、どんどん増殖するのでしょうか――。その疑問を、メディア論が専門の柳瀬博一さん(東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授)が、大の“虫好き”“マンガ・ゲーム好き”な解剖学者の養老孟司さんにぶつけました。「虫好き」な国民性、図鑑などの出版文化、日本語の構造、生物多様性、宗教観までもが影響している――!? 知の巨人が解く、日本人とキャラクター論をお届けします。 〈本書の主な内容〉●日本人はなんでも「図鑑」にしちゃう ●AIもキャラ化し、「チャッピー」呼ばわりです ●日本人は「ムシ偏差値が高い」 ●人間はゲームをするように生まれているんです ●キャラクターのルーツは、やはり「鳥獣(人物)戯画」でしょうね ●日本人は「違い」にこだわります。だから、あらゆる生き物を細かく分類し、どんどん新種を増やすんです ●江戸時代の絵師たちは、種がわかるくらい精密に、生き物を描きました ●日本の“マンガ語”が今や、意味のある「記号」として、世界に受容されています ●人種も国籍も、性別も、個々の「違い」を認めて、並列して一緒に暮らす。日本のコンテンツが世界から注目されるのは、一つの希望かもしれません
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅー
6
★★★中東の砂漠の風景から受ける「永遠・不変」の感覚が一神教の基礎になっていると言う文章を読んだことがある。逆にわれわれが日本の自然から受ける多様性かつ移ろいゆく印象が「キャラクター好き」につながっているというのが本書の対談の要旨だ。子供の頃の昆虫採集と言う経験が万国共通ではないと言うことや、こんなに充実した図鑑を一般の人が楽しめのは日本ならではの文化と言うのが意外だった。その文化が妖怪・ウルトラマン・ポケモンと架空の領域にも及んで、いまや「ちいかわ」がスパイダーマンやオデュッセイアを打ち破るに至るのだ。2026/09/24
Akira Suzuki
2
太字部分のみ拾い読み。対談本なのでじっくり読むというよりは、二人の会話を聞いている感じでザーッと読むのがいい。会話のテンポに合っているから、自然に読み進める。本の内容はタイトルや帯にある通り。こういう見方もあるよね、と気づかせてくれる2026/10/01
ゆかり
0
ポケモン、虫、図鑑好き2026/09/21




