内容説明
夢追う若者から団塊世代までが集い、音楽でのしあがり、音楽を楽しみ、音楽を介して人と出会うための場であるライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶を出自とし、「政治の季節」にカウンター・カルチャーを支える一方で、1980年代を転換期として高度に商業化・システム化していくライブハウスの歴史を浮き彫りにする。そのうえで、ミュージシャンに課せられるノルマやチャージ制度の実情、プロフェッショナルとアマチュア、インディーズの差異などをレポートし、アメリカのミュージック・クラブやカラオケとも比較して独自の文化形態を明らかにする。戦後日本の「生演奏の空間」を担ってきたライブハウスの魅力に迫り、そのゆくえを探る音楽文化論。
目次
第1章 ライブハウスの全貌
第2章 ライブハウスとミュージシャン
第3章 ライブハウスと音楽空間
第4章 ライブハウスとノスタルジア
第5章 ライブハウスとミュージック・クラブ
第6章 ライブハウスのゆくえ
著者等紹介
宮入恭平[ミヤイリキョウヘイ]
1968年生まれ。研究者、ミュージシャン。都内の大学に在学中からフリーランスのミュージシャンとして活動。2003年にハワイ大学マノア校でB.A.(社会学)を取得。帰国後、都内の大学院で修士課程修了、博士課程単位取得退学。関東社会学会、国際ポピュラー音楽学会、日本ポピュラー音楽学会、日本余暇学会に所属。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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