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内容説明
独裁者は何を考えているのか? ヒトラー、プーチン、習近平、トランプ……「独裁者」と呼ばれる指導者はどう権力を握り、維持してきたのか。彼らの思考・行動には共通する法則がある。また本書では政治指導者だけではなく、カルロス・ゴーン、イーロン・マスクといった経営者の権力掌握術も紹介。ビジネスパーソンが知っておくべき、権力の正しい使い方も分析。権威主義に精通する気鋭の研究者が、権力者の思考法と独裁への向き合い方を明かす。独裁の近現代史を知れば、世界の今がわかる! ・ヒトラー:危機をあおって救世主を演出 ・プーチン:法律を変えてイエスマンを配置 ・習近平:反対者を粛清して個人崇拝を実行 ・金正恩:英雄譚をつくって正統性を誇示 ・カルロス・ゴーン:強権的手法で社内風土を刷新 〈目次より〉第一部:独裁者になる 第1章:危機感をあおる 第2章:迅速に、時には地道に 第3章:自分に有利なルールをこっそりとつくる 第二部:独裁を維持する 第4章:独裁のタイプを見極める 第5章:反対する者を排除する――出る杭を打つ 第6章:周囲の者にアメを――最大の敵は身内にあり 第7章:人びとから愛される――愛は世界に存在する最も強い力 第三部:独裁の帰結 第8章:独裁者の末路 第9章:独裁者と向き合う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
165
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。最近も含め、古今東西、国も会社もあらゆる組織は独裁者ばかり、トランプ大統領もプチ独裁者の類いですが、本書では、ほとんど触れられていませんでした。 私の勤務先の代表取締役会長は、プチ独裁者です(笑) https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-86160-9 2026/10/30
よっち
20
民主主義への幻滅から世界で権威主義が高まる中、比較政治学の知見に基づき、国家から身近な組織にまで通底する「独裁の誕生・維持・崩壊」のメカニズムを解説した一冊。独裁者は危機を煽って救世主を演じ、選挙などのルールを有利に変更して権力を掌握、利権の分配、監視や抑圧、情報統制や物語を巧みに組み合わせ体制を維持しながら容赦ない粛清を行う手口は、歴史上の指導者だけでなく、ワンマン経営をや日常の組織にも共通する。しかし平和な最期を迎えるケースは極めて稀で、初期兆候を見抜くことが身近な権力の暴走を防ぐためにも重要ですね。2026/11/04
バルジ
7
「独裁の政治学」とも言える本書は独裁がいかに始まり、いかなる手段を以て権力を維持するのか、そして崩れるときはどういう時かをわかりやすく論ずる。「独裁」に関する簡便な概説書として本書は有用であろう。本書ではヒトラーやムッソリーニといったお馴染みのメンバーから、ニカラグアのオルテガ等マイナーな独裁者も登場する。それは彼等の権力維持構造が同一だからである。アメとムチを使い敵味方を懐柔しながら権力を独占する独裁者であるが、その末路は大概悲惨なものである。体制としての柔軟性が無い故に崩れるときは一気に崩れるのである2026/10/14




