祥伝社新書<br> 千利休と戦国武将

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祥伝社新書
千利休と戦国武将

  • 著者名:本郷和人
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 祥伝社(2026/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396117344

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内容説明

利休が辞世で示したもの
茶道の大成者として知られる千利休。しかし利休は、美の価値を創造した当代随一の文化人であるだけでなく、豊臣秀吉政権において豊臣秀長と共に重きをなす存在でもあった。具体的には、秀吉と戦国武将たちの間を調整する申次(第九・十章参照)を行った。本書では、利休と茶の湯を通して、天下人および戦国武将の内面に迫り、戦国時代を俯瞰する。また、これまで茶人や学者が解釈を試みてきた利休の辞世――後世日本人の価値観に影響を与えた――に対して、著者ならではの視点で解説する。はたして、利休は何を伝えたかったのか。利休以後の世界に生きる私たちが、それ以前の価値観に触れることができる1冊。
※本書は、月刊「なごみ」(淡交社)に連載された「利休の時代」(2013年1月号~12月号。現在は終了)を再構成して加筆修正し、新章・新原稿を加えたものです。
(以下、目次)
第一章  千利休の前半生は謎だらけ
第二章  利休以前の茶
第三章  勇将の遺言状
第四章  滝川一益の嘆き
第五章  立花〓千代と宗茂
第六章  織田信長という圧倒的な個性
第七章  利休と権力者たち
第八章  公儀と内々
第九章  「申し次ぐ」ということ
第十章  伊達政宗の絶交状
第十一章 政宗と秀吉
第十二章 豊臣秀次切腹事件と利休
第十三章 上方の武士、田舎の武士
第十四章 利休に学んだ大名たち
第十五章 前田家と祖心尼

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
当代随一の文化人であるだけでなく、豊臣政権で豊臣秀長と共に重きをなす存在でもあった千利休。利休と茶の湯を通して、天下人および戦国武将の内面に迫り戦国時代を俯瞰する1冊。利休の切腹を茶器売買や三門の木像で片づける従来説へのの違和感から始まり、利休を侘び茶の完成者としてだけでなく、秀吉政権の「内々」を担った調整者と捉えていて、利休本人より武将側の話が多かったですが、秀吉の天下統一後に五奉行が前面に出る過程で、独自の美意識と権威を持つ利休が次第に邪魔になっていくという見立てはなるほどと思わせるものがありました。2026/09/07

dzuka

5
戦国武将と茶の湯との関係を古文書を通じて解き明かしていく作品。 千利休の記述は少なく、茶器をめぐる武将の話が多く寧ろ「茶の湯と戦国武将」の題名の方がこの本の体を表しているのはないかと思われた。 ただ、政権と大名との取次の存在や、その確執についての話は茶の湯の話を別にして興味深かった。また、茶の湯とキリシタンとの関係にも触れており、今回の記述は薄かったが、その関係性についての今後の研究の深化にも期待したい。2026/08/23

Yoshihiro Yamamoto

2
A 先日、「豊臣秀吉と京都」という演題で著者の講演会を聴いた。この本の内容と被るところが多かったので、内容の意外性は削がれたが、著者が言いたいことはより深く理解できた。特に『信長が「天下布武」を思いついたのは、彼が異質だったからで、他の戦国大名は自分の領国を確実に守ること」だけを考えていた。「秀次を殺したあたりの時期から秀吉は常軌を逸した残忍性を表している」。以上は講演会と被る点。その他、武士の本質は「戦う人」=「殺生を行う人」であり、「政治・経済に携わる人」というのは、のちに付け加わった要素にすぎない。2026/09/16

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