内容説明
結婚八年目となる皇后シエナと皇帝アーノルドの元に、紆余曲折の末に生まれた待望の子供はーー「娘」だった。
この帝国では、皇位継承は男児にしか認められていない。さらにシエナは、もう子供が望めない身体となっていた。自分を責めるシエナに、アーノルドはシエナ以外の妻は考えられないと愛を誓い、皇位継承法の改正に動き出す。しかし、間違いなく通るはずだった改正案はなぜか否決されてしまった。
そんな中、革命で共和国を追われた王子・ルカが帝国へ漂着する。共和国との諍いを避けるためルカを匿うことにしたシエナとアーノルドだったが、一見無関係に思えた二つの出来事は、やがて思いがけぬ形で繋がっていることがわかってーー!?
陰謀の渦巻く中、帝国の未来を巡る戦いが、静かに幕を開ける。
『ある日突然、夫が愛人を連れてくるものですから…(9)』には「幸福を与えてくれた人」~「おねだり」までを収録



