内容説明
結婚というのは「おなか空いたままはよくないね」と言いながら、それぞれに好きなものを買って横並びでおにぎりを食べることなのかもしれない。
わたしたちはこれから、婚姻届を持って市役所へ行くーー。レストランで向かい合う恋、好きなものを買って横並びで食べる結婚。なにかになりたくてたまらなかったあの頃、書き続けた日々。前を見て進むこと。『うたうおばけ』の著者による、いとおしい日常も、あらたな節目の一日もやさしく包み込む傑作エッセイ。
ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』の著者による珠玉のエッセイ集!
【目次】
飛んじゃったサンキャッチャー
なまけ神様
大荷物のこころ
ほそい稲妻
すばらしい枝
歯とベンツ
泣きながらマラカス
クリーニング・キッス
鬼の初恋
蝙蝠・胡麻団子・氷嚢
夜のマンション
夕陽を見せる
いやな手
見ていないし、透かしていない
コーヒーと結婚
倒産と失恋
長野さんは陸を泳ぐ
へそを出して来た
ヤドリギ
かわいそうに
ミルク
作家みたい
深く蔵す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
11
文庫化につき再読。愛されて育った故のある種の幼さを感じます。2026/07/25
うる
8
最近気になっている作家さんのエッセイ。結婚に関しての記述に触れている、帯に惹かれて手に取り読了。 ヤドリギに纏わる話や、パートナーに纏わる話がとても素敵でじっくり読んだ。 たまに表現が独特だと感じることもあるが、読み続けたいなと思う要素が多く今後綴られる文章も楽しみ。2026/08/26
ふうふう
7
★★★☆☆通勤電車の中で少しずつ読んだ。感情が忙しそうで、羨ましいような羨ましくないような。2026/10/22
竹生
6
なんでかわからないけどすごくしっくりくる表現を使う人だ。悩みはすごく等身大。誰しもが心に飼っている劣等感や妬み、僻みをくどうさんも持っている。ただくどうさんのすごいところはとにかく行動していることだと思う。「作家みたい」でわかるように嫌いなものさえ全て取り込もうとする姿勢は本当に尊敬できる。多分、僕はこんな人間になりたい。久々に打ちのめされた。悔しい。2026/08/22
まめ
5
れいんさんの文章は、茶目っ気に溢れて楽しく飛び跳ねている感じがして素敵。ティーンエイジャーのときの卑屈なご本人の描写も含め、何だか愛らしさを感じる。2026/09/12
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