内容説明
宇宙の“起源”は“素粒子”から見えてくる!
「最小の物質」から
「宇宙の成り立ち」に迫る
小さくて大きな138億年の物語!
本書では、カルフォルニア大学バークレー校教授で
理論物理学者の野村泰紀さんが、
物質を構成する最小単位について探る学問である
「素粒子物理学」を概観していきながら、
「宇宙はどう生まれたのか」という謎に迫ります。
素粒子と宇宙はスケールが極端に違う、
別々の世界のように思えます。
しかし、両者の間には深い関係性があり、
素粒子のことがわかると、
宇宙全体のふるまいが理解でき、
逆に宇宙における新たな発見が
素粒子の理解を進めているのです。
ミクロの極限からマクロの世界まで、
138億年からはるか先の未来に至るまで、
“壮大な知の冒険”を味わえる一冊です。
【本書の内容】
◎宇宙は素粒子物理の「巨大な実験室」
◎すべての素粒子に「重さ」を与えるヒッグス粒子
◎なぜ日本の素粒子物理学は「強い」のか?
◎初期宇宙には「時間は存在しない」!?
◎38万年前に宇宙は「透明」になった
◎なぜ宇宙は“人間に都合よく”できているのか?
※本書は、YouTube チャンネル『ReHacQ』で配信された動画を元に、
追加の取材・再編集を行い、書籍化したものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
17
これはなかなか面白い一冊。量子力学と宇宙の始まりをわかりやすく解説してくれています。分子、原子、素粒子、クウォークまで理論と実験でつきとめられた物理学。でも、その先に何があるのかを「なぜ」という問いで突き進む現代。物の正体がわかっても、なぜその物、ルールが成り立ったのかという究極の問いを追い求める。ノーベル賞を受賞した南部洋一郎氏についてある物理学者の言葉。「ナンブの考えがわかれば他の人より10年先んずることができると思ったが、彼の考えを理解するのに10年かかった」2026/07/26
ブック
10
非常に面白い内容だった。量子力学の本は、とにかく様々な本を何冊も読んでみることが大事だと思う。もうわかっていると思っていることでも、別の説明の仕方をされることで突然合点がいくことがあるからだ。それにしても、宇宙のことをずっと考えていくと、「そもそもこの世界はいったいなんなのだ?」という迷宮に意識が入り込んでしまう。日常とは余りにもかけ離れた世界でありながら、しなしそれこそが現実なのだという板挟み感がたまらなく切ない。宇宙の大きさを感じても、自分の悩みがちっぽけにならないことも、また切ないもんだ。2026/08/25
5〇5
5
極小のミクロの世界と極大のマクロの世界の繋がりから、宇宙がどう生まれ、どんな構造を持つのかが示される(ちょっと難解だけどね)。その先には、「マルチバース(複数の宇宙)」という壮大な考え方まで見えてくる。SFでおなじみのパラレルワールドを思い浮かべるけど、物理学で語られるマルチバースは、それよりずっと奥深い世界なんだね。世俗を忘れてミクロとマクロの世界に思いを馳せるのも悪くないかもよ。(K)2026/07/16
maa
1
一般の人向けかなと思って読んだが難しかった。物質の最小単位素粒子は17種類、フェルミオンと呼ばれる物質の材料になる素粒子とボソンと呼ばれる力を媒介する素粒子。フェルミオンはさらに6種類ずつクォークとレプトンに分かれる。自然界を支配する力は重力、電磁気力、強い力、弱い力。強い力はクォーク同士を結び付け、弱い力は放射性崩壊など粒子の種類を変える働き。光が一年で進む距離が1光年=9.5兆㎞。宇宙はかつて超高温の火の玉のような状態で、138憶年かけて膨張しながら冷えていった。2026/10/17
Hiroyasu
1
少し専門的で分かりにくい内容があったが、素粒子理論の基礎、宇宙の成り立ち、量子物理学の概要は分かりやすかった。ますます興味が湧いてきた。2026/09/01
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