内容説明
肘は曲げない、筋トレはしない、得意球のスライダーは自ら封印――。いまや日本球界最高の投手に登り詰めた山本由伸は、あらゆる面で「規格外れ」である。そもそも身長178センチ、体重80キロとプロとしては肉体的に恵まれていない山本が、どうしてここまでの成長を遂げたのか。ブリッジややり投げを取り入れたトレーニングの理由や独特の思考法、そして目指す未来まで、野球に精通したライターが徹底解読する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
86
日本シリーズ第6戦での日本で最後のピッチングは本当に素晴らしかった。翌日阪神が圧倒的な打力で優勝を決めたので、更に際立った。由伸の投げ方はプロ野球のコーチからは矯正すべき手投げに見える。高卒でドラフト4巡目でプロに入り、わずか5年で球界を代表する投手となった。大谷もダルビッシュも取り入れている筋トレも、ショートアームもしない。本人が「力じゃない力」と言う本質は、身体全体を使って大きな力を生み出しボールに伝えることだという。本人が秘密という方法にまで迫らないまま、本書は終わってしまった。消化不良でした。2023/11/07
ta_chanko
29
筋トレはしない。やり投げ・ブリッジなどを採り入れた独自のエクササイズを地道に行うことでバランスの良い身体をつくり、力まずスムーズに強い力を出すことを追究していく。反対意見があっても、圧倒的結果を出すことで球界最高投手の地位を確立。今季もさらなる高みを目指して、足を高く上げないフォーム改造に着手。これからも山本由伸投手から目が離せない。本当に楽しみな選手。2023/04/19
kawa
27
大リーグ移籍初年度の山本由伸投手。開幕戦とポストシーズン初登板で打ち込まれ、次の試合の緊張した(してなかったかも?)表情が印象的だった。シーズンを通して見ると、本人の「世界に類を見ないピッチャーに」の野心に近づいたのだろう。本書は、そんな彼がここまで(22年)いかに成長してきたかを振り返る。オリックスドラフト4位入団、1年目のオフに出会ったBCエクササイズによるフォーム改造と周囲から懐疑的に見られた話しが印象的。独特フォームにこんな秘話があったのですね。今年の活躍の振り返りも書籍として是非お願いしたい。2024/11/24
yyrn
26
日本プロ野球史上初の3年連続投手四冠(勝ち星、防御率、勝率、奪三振)を達成した山本由伸投手とはいったいどんな男なのか?それを知りたくて手に取ったが、山本投手が辿ってきた道のりの紹介はあっさりで、それよりもプロ野球選手としては大きいとは言えない体格の(ドラフトでも4位指名で、沢村賞投手になるとは入団時誰からも思われなかった程度の)山本投手が、短期間で超一流投手に成れたのは、従来の筋トレ中心の練習に一年で見切りをつけて、二年目から新たに取り組んだ「BCエクササイズ」という独特の練習方法のおかげだなんだよ、と⇒2024/12/11
いちろく
26
贔屓や応援を抜きにして、今の国内のリーグでNo.1ピッチャーは誰か? と聞かれたら、野球を少しでも観ている人なら、実績、技術などを踏まえても山本由伸と答える人は少なくないのでは? 私もそう答える。2023年のセパを代表する投手の一人であることは間違いない。そんな山本由伸の実態に迫った一冊。新書とはいえ、専門的な野球技術や取り組みの内容もあり、読みながら戸惑う部分もあった。ただ、これまでの常識を疑い自分に合ったモノを見つけていった姿勢には、ただただ感服するばかりだった。2023/05/20




