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内容説明
飛びすぎる金属バット、球数制限、暑さ対策、7回制の導入……。汗と涙と青春の舞台、甲子園をめぐっては近年、さまざまな問題が指摘されているが、「改革を阻む最大の元凶は高野連」との見方は根強くある。果たして、高野連は本当に「悪の総本山」なのか。関係者への綿密な取材と歴史の検証によって、高校野球を取り巻く「問題」の本質を探り、あわせて改革の方向性を提言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
甲子園を巡る様々な問題で「改革を阻む最大の元凶は高野連」との見方は根強くある。問題の本質を探り改革の方向性を提言する1冊。飛びすぎ金属バット、球数制限、暑さ対策、暴力問題といった深刻な課題は、現場の選手や指導者に負担を強いているものの、著者は問題の本質が不器用さと守旧派の重さにあるとし、甲子園という巨大コンテンツを持ちながら教育組織に固執しビジネス化を拒む姿勢は先細りを招くだけだと指摘する一方で、高野連が完全に無策ではなかったことを公平に描いている点もポイントで、現実的な提言も説得力があって良かったです。2026/08/07
夜明けのランナー
11
今年の甲子園も熱く、感動的な試合を観せてくれた。全国の高校生が聖地を目指して日々練習に励む。一方でそれを支えるべき高野連は改革には頓着していない。不祥事を起こさないためにも、SNSの知識や公式戦以外の大会を開催したりして、選手にもファンにとっても楽しい野球を作ってもらいたい。2026/08/30
おいしゃん
10
高野連だけにフォーカスした本って意外とないのでは。設立経緯から、近年の改革まで、とても興味深かった。2026/09/03
いぬたち
6
高校野球を取り扱う組織を解説した本。日本に野球が輸入された時から現在に至るまでの歴史、高野連という組織などについてについて詳細に書かれている。読んだ結果個人的には高野連という組織は選手に対して優しさは持っているが一部頑固な部分があるおじいちゃんのような印象を感じる。昨今の風潮として高野連は改革した方がいいという意見も聞くが、高野連は公益財団法人(なるだけ儲けてはいけない存在)でありそのバランスを考えなければならないのが悩ましい。2026/08/23
伊達者
3
朝日のスポーツ面でわずかばかりの自由化を進める健大高崎の野球部寮をほめそやす記事を読んで暴力と差別の温床たる高校野球部寮は肯定する朝日の姿勢に唖然としたばかりだったのでこの本は参考になった。佐伯天皇の話は面白かった。寶前会長のスキャンダルも笑えないが高野連そのものが社会環境の変化に適応できていないとの指摘と改革すべき問題提起は真剣に受け止めるべきだと思う。暑さ対策については意外なほど淡白。投球制限や金属バットに関するアメリカと比較した日本の検討の非科学性は悲しい。2026/08/26




