恐竜発見 巨大な骨の化石の謎に挑んだ人々の物語

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恐竜発見 巨大な骨の化石の謎に挑んだ人々の物語

  • ISBN:9784488004019

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内容説明

太古の昔、地球を巨大な爬虫類が闊歩していたなどとは夢にも思わず、“恐竜”という単語どころか、絶滅という概念すら持たなかったヴィクトリア朝の人々。断片的な骨の化石というわずかな手掛かりをもとに、彼らはどのようにして未知の“恐竜”を発見し、数億年前の世界を想像し、そして、世界は6,000年前に神が人間のために創造したという当時の常識と恐竜の存在との折り合いをつけたのか? 貧しい女性化石ハンター、風変わりな地質学者、最も尊敬かつ軽蔑された科学者などの物語を軸に、その過程をスリリングに描く、『ヒエログリフを解け』の著者による傑作ノンフィクション!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

54
ヴィクトリア朝時代の人々が、どのように恐竜に代表される太古の生き物の化石に出会い、その存在を認識していったか。聖書に書かれていることが正しいと信じ、神が創った完璧な世界の生物が絶滅するはずがない。人間を中心にして自然界の全てが創られているのだから、私達が存在する前に地球に長い歴史があるはずがない。こんな発想を当時は科学者も抱いていたとは思いがけず、本当に驚きました。一方で、洋の東西を問わずドラゴンや竜の伝説は古代からあり、昔の人々が化石を目にし神獣を思い描いていたのだろうとは思います。2026/09/09

本の蟲

17
神が「人間のため」に作った自然を観察する。採集と博物学ブームにあったヴィクトリア朝の人々を襲った黒船、恐竜化石はどう受け止められたのか。後世ではほとんど知られていない化石発掘者や地質学者の功績。科学者=神学者であった時代、恐竜という言葉も絶滅という概念もないまま、どうにか聖書と折り合おうと立てられた様々な珍説・仮説。それを次々と覆す新たな発見。やがて「種の起源」という爆弾に至る足跡。宗教という固定観念に縛られる危うさと、宗教の後押しで発展した自然科学の成果を見せてくれた、べらぼうに面白いノンフィション2026/09/13

えすてい

13
邦題が中身とマッチしていない翻訳書の典型例でもある。原題が日本人には分かりにくく日本人向けに目立つものにするために取って付けたのだろう。恐竜の話は非常に少ない。今から150〜200年前の英国にあってキリスト教が社会・システム・文化・教育の全てであり「科学者」はイコール皆敬虔な信徒だった。今日のような宗教と自然科学の完全な分離など概念になかった中で、宗教と発見される化石の折り合いの付け方、自分たちの信仰の正当性を証明するために編み出した「答え」、その全てが今では荒唐無稽だが、キリスト教の揺るぎない教義→2026/09/28

yosa

10
なんて魅力的な神殺しの物語だろう。科学と宗教が線引されていなかった時代。聖書が史実だと疑いもなく信じていた時代。恐竜という全く想像すら出来ない存在に次々と価値観を粉砕されていく衝撃を、こと細かく時代背景とともに説明していく文章に魅了されっぱなしだ。ノンフィクション故あちこちに話が飛ぶがどのドライブコースも全部が全部面白いし、さらにはノンフィクションなのにキャラが滅茶苦茶に立っているとか面白要素が満載なのだ。二度三度読んでもきっと面白いぞ。今はただ化石が見たい、恐竜の骨格標本が見たいと本能が訴えかけている。2026/08/30

どどんぱ

3
欧州の人達が、発展して行く科学と、昔ながらの信仰をどう折り合いをつけて行ったのか、色々悩んだ葛藤の物語でした。欧州以外はどうだったんだろうね。2026/09/03

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