内容説明
〈ルナ・ボディ〉をめぐってアメリカ、中国、ロシアを中心とする各国間の競争が激化するなか、ついに南井真一にも移植の要請が降り、ミントは葛藤する。一方、月軌道プラットフォーム〈ゲートウェイ〉から40年ぶりに地球に帰還したアレキサンダー・コーツは、分断が広がるアメリカを再びひとつに結び付ける「物語」として大衆から熱狂的な支持を集め、『ディオマタス』界隈で着実に人気を集めていたミントたちの「ヘル・ベティオス」を上回る勢力となっていた。さらにコーツの物語に触発された一部の人々は、争いの絶えない地球を脱出し、宇宙を志向しはじめる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とみーる
8
おもしろかった。第二部、首のない遺体の使い方ーwもさておきながら、第三部、だからこのキャラクターたちだったのか!のシーンに鳥肌。 最初、出版社のアオリ宣伝が過剰かなと思ったけど、三体やアンディ・ウィアーに言及してしまうほどの大作だということだと思う。正直、科学考証的にこれどうなんだろうとか、謎が全部は明かされない(想像はできる)とかはあるけど、星雲賞まちがいなしでは。こういう作品が海外翻訳されてヒューゴー賞とかにも絡めるようになるといいね!2026/06/20
きゅうくつ
5
微小そして壮大。スケールの振れ幅がすごい。終盤、すべてが収束してしていくかと思わせてラストにまさかの発散!?『三体』同様、これはプロローグに過ぎないのか?2026/06/23
ツナマヨ大臣
4
『日本小説屈指のハードSF』 世界観・設定・科学の重厚感・リアリティが凄かった。 特に、月で見つかった遺体を起点にした世界情勢の変化がとても面白かったです。 リアリティがありすぎて、読んでるうちに現実世界との区別が分からなくなるほどです。 ただ、物語としてはもう一歩面白さが欲しかったです。 4人視点で進めることもあり、物語全体としての目的の芯が無く、終盤はそれで終わるんだっていう残念感・モヤモヤ感が残りました。 プロジェクトヘイルメアリーみたいな面白い物語を期待している人にはオススメできません 2026/06/21
usk0626
1
ずっと政治と嫌な現実の延長の話で読みたいSFでは全く無かった。プロジェクトヘイルメアリーと三体を引き合いに出すのはジャンルが違いすぎるからやめた方がいい。2026/06/23




