内容説明
主人公・麻衣(まい)の高校にある旧校舎には、取り壊そうとすると祟りがある、夜になると窓に幽霊の姿が浮かぶなど、怪奇な噂が絶えない。だがその原因と言えば、地縛霊や戦災にあった浮かばれぬ霊の仕業説、霊などいないと断言する者など諸説あり……。果たして旧校舎には悪霊が巣食っているのか? それとも単なる根も葉もない噂? ある日、麻衣はひょんなことから、校長から旧校舎の調査依頼を受けたという、心霊現象の調査研究所・渋谷サイキックリサーチ(SPR)の仕事を手伝うことに。なんとその所長は、とんでもなく偉そうな自信家の17歳の美少年、渋谷一也(しぶやかずや:通称ナル)。ナルと麻衣が出会い、個性的な霊能者たちが登場する、大人気ミステリ&ホラーシリーズ第1弾。解説・池澤春菜(女優・エッセイスト)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
257
ゴーストハント 1巻読了しました。が…これは本当に小野不由美の作品かと思ってしまうぐらいタッチが違う。小野先生の作品はかれこれ20作以上読んできていますが、ここまで軽いキャラクターを見たことがないので、そういう意味で度肝を抜かれてしまった。「なりけり」って…初期はこういう作風だったのか…?っで、内容としてはまぁ小野先生らしいホラーかなって感じ。怖いのは幽霊じゃなくて人間。これは小野先生のホラーを読むたびに感じるニュアンスだなぁと思います。今回はまぁジャブだろうと思うので、次巻も期待して読みたいと思います♪2020/09/20
Kazuko Ohta
160
本作が1989年に“悪霊シリーズ”の第1巻として刊行されていたことを解説を読むまで知らず。中山七里といい小野不由美といい、還暦だというのに高校生を主人公にしたシリーズを書けるなんて凄いなぁと思っていました。いや、今でもきっとお書きになれるでしょうけれど、道理でケータイもスマホも出てこないわけですね。麻衣の素振りが癇に障ったりしつつ、しかし彼女がこんなふうでなければ、基本的にホラーが苦手な私はビビって読めなかったかも(笑)。連絡手段に困る時代の話であっても過ぎ去る青春は同じ。何十年経とうが色褪せない楽しさ。2021/05/24
しゅう
142
小野さん続きで。元ティーンズ文庫とのことで、前読の営繕屋さんより怖くなく、解決で終わりで、ミステリー要素ありで、読みやすく面白かったです。次巻に取り掛かります。2020/08/06
ぴよこ
113
あの十二国記の作者の小野冬美先生の作品だ!と、いざ読んでみたらサラサラと読めてしまった。なんか、まだ小野先生は初心者なので次ゴーストハント2人形の檻行くぞ!!2020/11/27
セウテス
112
【ゴーストハント シリーズ】第1弾。渋谷サイキックリサーチ(SPR)は、高校の校長から旧校舎の怪異の調査依頼を受ける。高等部に通う麻衣は、ひょんな事からSPRを手伝う事になる。その所長は何故か17歳の少年渋谷一也、通称ナルと麻衣の出会いであった。校長はその後も次々と霊能力関係者を雇い、旧校舎には個性豊かな面々が揃う事となる。ホラーであるものの、論理的に怪異の理由を調べるナルの姿勢は好きだな。真相の為の伏線が、キチンと張ってある事もミステリに通じる。麻衣の心の声、ぼやき?が、面白くて仕方がない、癖になる。2022/03/06




