岩波現代文庫<br> 映画誌への招待

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岩波現代文庫
映画誌への招待

  • 著者名:四方田犬彦【著】
  • 価格 ¥1,474(本体¥1,340)
  • 岩波書店(2026/05発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784006023812

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内容説明

古い映画,新しい映画というものはない.どんなに昔に撮られたフィルムでも,今ここで観ているかぎり,もっとも新しいフィルムなのだ.実写とアニメ,劇映画とドキュメンタリー.これまで信じてきた映画の枠組みが,どんどん解体していく.映画には単純な歴史などない.ただいつまでも変化していくばかりなのだ

目次

Ⅰ 映画史への提言
 1 南インドの教え
 2 映画史を教える
 3 歴史と映画
 4 国家という単位
 5 時代の設定
 6 複数の層と水準

Ⅱ 映画史はいかにして可能か
 1 複数の歴史
 2 サイレントの継承者
 3 夢のスクリーン
 4 ファシズムの魅惑
 5 誰がパゾリーニを畏れるか?
 6 音声とはなにか?
 7 日本映画と弁士
 8 映画と恐怖
 9 オペラから映画へ
 10 歌舞伎と映画
 11 メロドラマのすばらしさ
 12 観ることの歴史

Ⅲ 日本映画研究の三十年
 1 日本映画研究への提言
 2 「映画史」から「映画誌」へ

Ⅳ 映画はいかに語られてきたか

 引用 1895-1998
 用語集
 あとがき
 岩波現代文庫版へのあとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

43
既読だが文庫化(増補加筆あり)を機に再読。歴史や国家、時代設定といった大きなテーマから、サイレント、夢やファシズム、あるいはオペラ・歌舞伎・メロドラマといった隣接ジャンルとの関わり等、映画を観る・語るうえで認識しておくべき様々なテーマが著者らしい硬質な文章で密度濃く述べられている。30年近く経っても色褪せない内容で今回も面白く読了。なお、初版時の「映画史」から今回は「映画誌」とされているが、これは「映画について言及し、映画に関わることの一切を表象する言説の集合体」としてはこの方が適切だと考えからだそう。2026/05/29

A.T

21
1895年リュミエール兄弟がシネマトグラフを発明して100年が経過した頃に執筆した映画史概論から、時間軸と地理軸を突破しつつ自由な評論活動の意味を込めて造語「映画誌」と命名した四方田犬彦独自の映画論まで。読み逃せない内容がぎっしり。個人的には、制作する側の目線を初めて意識した映画「そして船は行く」(フェリーニ1983年)についての部分「…冒頭のわずか十分間のうちに、これまで映画が体験してきた変遷を一気に圧縮して見せてしまう…」乗客、つまり主な登場人物が豪華客船に乗り込む冒頭のシーンが、モノクロの2026/04/27

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