内容説明
シベリア流刑以後、その才能を深化させていったドストエフスキー。「ボボーク」「おとなしい女」他、主に後期作品十一篇を収める。〈解説〉江川卓
【目次】
初恋(1849)
いやな話(1862)
鰐(1865)
ボボーク(1873)
キリストのヨルカに召されし少年(1876)
百姓マレイ(1876)
百歳の老婆(1876)
宣告(1876)
おとなしい女(1876)
おかしな人間の夢(1877)
現代小説から取った暴露小説のプラン(1877)
訳者解題
解説(江川卓)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ディーン・ウィンチェスター
2
①「初恋」 作者を明かさずに読むとドストエフスキーだと分からないくらいにはこういうのも書く人なんだという印象。人間の内面を抉る力強さというより主人公の内面を描く繊細さが際立っていた。 ②「いやな話」 人道主義を称しても傲慢で下位者を見下し、自分への賞賛や崇拝を要求するやり方なら言葉だけの人道主義に終わるだろう。よくもまあこれだけ立派に誇大妄想物語を作れるなってある意味感心する。閣下級の役人と末端部下との断絶感が埋められないのは地位によるものだけでなく、互いのことを何も知らないからだろう。↓2026/06/11
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