内容説明
空き家の数だけ家族があり、家族の数だけ事情がある――。
不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。
両親の介護を終えた妻・美沙は、
瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、
介護ロスを乗り越えつつあった。
しかし、空き家になっている美沙の実家が、
気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に
改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、
ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、
個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる
涙と笑いのドラマ、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へい
4
空き家へのレクイエムのような作品だと思う。人間誰しも、何らかの役割を演じており、家族の役割、仕事はもちろん地域での役割など何かしらの演技をする。会社でのやりとりなんかを客観的に見ると、学芸会のように感じる場面もあり、所詮は出来不出来含めての演技だなと思う。そう考えるとみちるさんのやったことを非難する気にはなれない。孝夫さんが石神井に啖呵を切った時だって演技といえば演技なのかもしれないけれど、どんなに普段情けない人であっても守らなければいけないもの、超えてはいけない一線を死に物狂いで守る人を私は嘲笑できない2026/06/10
tnyak
3
家をベースにした、楽しかったり、腹立たしかったり、ホッコリしたりするお話。面白かったですね。2026/06/16
suzuka
2
垣谷美雨の空き家と移住 を読んだ直後なので、空き家とひとくちに言っても切り口が違うと感じ方も全く異なる。空き家が増えても必要な場所にある訳でもなく維持も解体も大変。都会では住宅難。話題が多すぎて全部回収できてない気もする。が私自身は実家がもやいの家になったとしてもOKだな、と思った。自分が家を出たあと実家が引越して新築した家なので、思い入れがない。育った家だったら、どう感じるかな。 2026/06/08
きあ
1
うーん。思っていたより空き家の話では無かった。家族の話。マッチの事が最後の最後まで好きになれなかった。逆に健太郎さんは最後の最後でほんのちょっとだけ好きになれた。2026/06/03
今Chan
0
何にでも旬がある。旬のうちは、いかようにも事態は好転する。問題は旬を過ぎた後。当人には、それまでの歴史があるし、関わりも以前に比べ増している。それらをどう整理するか。ただただ為されるがままでは哀しい・・・ 淋しさにころげて見るや蝉の殻(正岡子規)2026/06/22




