内容説明
音楽とは何か。空気のように当たり前すぎて、考えたことさえないかもしれない。だが、巷で聴かれる音楽の「進化」の過程を辿ってみると、科学、哲学、ココロの領域に跨って鳴り響いてきた芸術の、新鮮で豊潤な世界が見えてくる。直立二足歩行を始めた人類と音楽の起源から、劇的な革命をもたらした天才たち、そしてAIによる未来図まで。数万年にわたる旅のハイライトを作曲家の視点で語りなおす、まったく新しい音楽史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おだまん
10
クラシックその他の音楽史の体裁で、聴く人の耳がどう捉えるか。次なる進化の論点として聴覚を推す作者の願望。音楽と宇宙は繋がってる。2026/09/21
harumi
9
大変興味深く読めました。私は「サウンド嗜好」で「器楽好き」でバッハが大好き。かなりの変わり者だと言えそうです。ひとつ引っ掛かったのは、68ページ5行目の「その日、仕事が早く終わった係のおばさんは、アトリウムに人がいないのを見て、いつもより早くカバーを掛けたのだろう」という箇所。なぜ「おばさん」なのだろう。筆者がこの係の人に会ったことがあるとは思えないし、若い女性かもしれないし中年のおじさんかもしれない。どういうつもりで「おばさん」に限定したのか聞いてみたい。2026/10/09
ゆんろん
1
進化論という言葉の勝手なイメージ(あと、ヒトとカタカナ書きであることも)から、もう少し自然人類学的な話が主体になるのかなあ、と期待して読んだが、著者の個人的な話題に意外と触れるなあという印象も含みつつ、多彩な話題が採りあげられるのにはちょっと戸惑った面もあった。音楽史?を独特の視点でたどり直す?のは面白かったが、だったらこういう題名にはならないだろうという気も。個人的には、R. シュトラウスの”ツァラトゥストラはかく語りき”の冒頭について触れたところが興味深かった。2026/08/13




