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内容説明
司書正の正体は、決して知られてはならない。もし知る者が現れたとしたら、その時は――。セン国の狂気を孕んだ政(まつりごと)は、一国を超え、隣国へと波紋を拡げていく。
一方、セン国を逐われ蛮族の女性リュウカと道を共にしていたヨウキンは、その博識を見込まれてケイ国の史書編纂のため彼女の故郷へと向かっていた。そこに驚くべき邂逅が待ち受けているとも知らずに……!
熱く注目される古代中華宮廷劇、待望の第四巻。時期国王の謎めいた死が、ついに国家間の争いへと発展する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
16
☆ 司書正の側女のキビは不思議な力で彼の心の中に入り込む。そこは泥に満たされた暗くて寒い空間。彼女はその奥に司書正ではない「蓮兄さま」の姿を見つけるのだった⋯。司書正の秘密を暴こうとする者は殺され、セン国の次の王の座を巡る暗躍は続く。ケイ国の歴史書の中になぜ司書正の記述があるのか。複雑でバラバラだった物語が少しずつ繋がっていきます。絶望の中にほんの僅かな光が差すダークファンタジー。最近のマンガの中で最も先が気になる作品です。オススメ。2026/05/14
tom
14
キビは動物の中に入り込む練習を自らに課す。薄い膜をスルリト潜り抜けるように入っていける。一方で、周辺の高位の人々は権力闘争に明け暮れる。その中心にいるのは司書正だけど、かれは黒いヘドロの中に浮いている。はてさて、この物語はどこに進むのか。長ーく間延びしたコミックの世界、この長さに私は耐えることができるのか。2026/07/08
ozoz
9
キビと司書正との出会い。会えて良かったね。国の情勢も動きだしている。これから、複雑かつ面白くなる予感。装丁大好き。2026/07/21
さとみん
7
どんどん物語が広く、そして深くなっていく。文字として残された歴史と残されなかった歴史。偶然と見せかけた必然と各人の思惑。生きている人間が織りなす「今」は、未来でどんな「歴史」として語られるのか。巻数を重ねるにつれて、キビが魂を乗せる鳥のように俯瞰で世界を見せてくれる展開にゾクゾクしている。まだまだ続きそうで嬉しい!2026/06/06
coldsurgeon
5
司書正になった蓮公子の側女・キビが、瀕死の司書正の心の奥に入り、救い出す。鳥獣はもとより人を含めて生き物すべての魂に入り込む異能を有しているキビは、今後、どんな歴史の渦に巻き込まれるのであろう。セン国が滅ぼしたケイが、山中で復活を企図しており、その女王と娘リョウカが、司書正を求めて、陰謀の渦に入り込んでくる。複数のストリーが流れ、複雑化し、面白くなってくる。さて、5巻は。2026/07/27




