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内容説明
古代、とある王国。次期国王と目されていた青年が突如、謎の死を遂げた。
時を同じくして国の全ての書物を収めた「蔵書樓」が封鎖される。
だが誰も立ち入れないはずの蔵書樓の奥には、ひとり座する者――「司書正」がいた。
宮廷では噂が飛び交い、陰謀が渦巻き始める。青年の死と蔵書樓の関係、そして国家機密「司書正」なるものの驚くべき実態とは?
壮大且つ緻密に練り上げられた世界観。時代と権力に翻弄される人間たち。丸山薫が描き出す書物を巡るSF宮廷劇、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ででんでん
38
読み友さんのレビューで知って読んでみた。おもしろい〜。宮部みゆきさんが高評価ということだったが、宮部さんご本人のファンタジーのようにも思えたり。小説の間を縫ってどんどん読んでいきた…い(いけるかな)2026/05/27
てんてん(^^)/
24
たまたま読んだハルタの中で気になっていた作品。蔵書樓の主、司書正は国中の書物を記憶し、言葉の鍵を開けばどのような問いにも即座に答える、言わば人間検索エンジン。先代の司書正がその役目を終え、次に選ばれたのはまさかの。。。書物に興味の無い現国王、その正室、側室、宦官など、それぞれの立場が分かりやすく紹介され、理解しやすかった。次期国王の座を巡る宮廷劇、と同時に司書正という謎めいた存在がこれからどうなっていくのか、とてもワクワクする物語のイントロダクションだ。続きが楽しみ。2023/02/11
ぐっち
24
国中の書物が頭の中に入った司書正だが、それ以外の事は全くできなくなる。あれ、トトコの漫画家さんだよね、と思いつつ、趣の異なるほの暗い世界で面白い。キビにはぜひ頑張ってほしい。2023/01/28
bluemint
21
中国から中央アジアあたりの、著者が作り上げた世界観が緻密で恐ろしい。まだ始まったばかりで、少しづつ世界と司書の世界が視界に入ってくる。「司書正」は古代日本で「古事記」を創り上げるために、膨大な記録を読み込み太安万侶がその記憶を元に執筆したという、史上最高の記憶力の持ち主である稗田阿礼を彷彿とさせる。「ストレニュアスライフ」の不思議な世界が好きな私にとって楽しみなシリーズになりそうだ。2024/04/19
JACK
20
☆ 古代中国風の宮廷を舞台にしたファンタジー。国の全ての書物を収容する蔵書樓に住む司書正は蔵書のすべてを記憶しており、王からの質問に対して即座に答えを返す。司書正はそれ以外のことは何も出来ず、意思を持たない人形の様な存在。少女キビが司書正の世話をする側女に任命された事から物語が始まる。司書正とは何か、何のためにいるのか、謎だらけの設定に、何も知らずに巻き込まれる主人公のこの先が気になります。複雑で残酷でミステリアスな設定を考えつく作者を尊敬してしまいます。オススメ。2026/05/09
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