内容説明
『空、はてしない青』著者が描く圧倒的衝撃作
もう愛し合えないのか?
パリを代表する舞台俳優として、人生の絶頂にいたフランソワ。しかし、交通事故が日常を永遠に変えてしまった。下半身不随ーー。リハビリを始めるも思い通りにならない肉体と周囲の視線に怒りを抑えられなくなってしまう。秘密の関係を経て彼と結ばれるはずだった若き恋人、エレオノール。彼女もまた運命に翻弄された1人だった。未来のすべてをなげうち変わらぬ愛を捧げようとするが、介護という過酷な現実を前にうちひしがれていく。
絶望の淵で、孤独の闇の中で、「愛」は力をもつのだろうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
144
メリッサ・ダ・コスタ、2作目です。一組の不倫カップルの復活の物語、上巻は一気読みでした。続いて下巻へ。トータルの感想は、下巻読了後に。 https://www.kodansha.co.jp/book/products/00004119572026/06/12
Hiro
36
上巻を読んでまず浮かんだのは、絶望、孤独、そして愛。まだ上巻ということもあって、全体的に重くて辛い展開が続く。フランソワとレオ、それぞれの心の動きが丁寧に描かれていて、特にレオの置かれている状況には胸が痛くなった。フランシスのリハビリ初期の描写は、新川帆立の「ひまわり」を思い出す部分も。ここからどう展開していくのか、下巻が気になる。2026/04/26
ま
3
空、果てしない青 が気になっていて、同じ作者の本が平積みされていたので読んだ。最初は、ありきたりな不倫話かと思った。読み終わった今は、設定は陳腐かもしれないが、だからこそ深く描ける気持ちがあったんだと思う。若い時の全能感との決別は、誰もがいつか直面する。若い時の人生というのはどこか他人ごとだ。こうしたほうがいいらしいということをやってみたり、こうするとおしまいだということを敢えてやってみたりする。自分の人生はその後からやっと始まる。作者なりの結論に期待。下を読むのが楽しみ。2026/05/24
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