内容説明
奇抜な着想、軽快なプロット、巧妙な話術で、短編を書かせては随一の名手。1963年には『未来世界から来た男』で創元SF文庫の記念すべき第一弾を飾ったフレドリック・ブラウン。SFや推理小説はもとより、怪奇小説や寓話などその多岐にわたる活躍の中から、111編のSF短編すべてを新訳で収めた決定版全集を、全五巻で待望の文庫化。第二巻には、ある科学者の実験で宇宙に打ち上げられたねずみの冒険を描く「星ねずみ」や、結婚を目前にした男に降りかかる数々のありえない出来事の謎を解く「天使ミミズ」など、初期の傑作9編を収録。/【目次】最後の決戦(ハルマゲドン)/エタオイン・シュルドゥル/星ねずみ/新入り/天使ミミズ/帽子の手品/白昼の悪夢/パラドックスと恐竜/イヤリングの神/収録作品解題=牧眞司/解説=鏡明
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よね
6
読了。珠玉の短編9作が収録されたSF短編全集第2作。個人的に1作目『未来世界から来た男』よりもアイディア・プロットともに分かりやすく刺さるものが多かったと感じました。約80年前に書かれた作品でありながら全く古さを感じさせず、アイディアを最大限に活かすプロットを形作るブラウンの筆力に毎度毎度脱帽。ユーモラスで微笑ましい傑作『星ねずみ』、ウィットに富んだ秀逸なオチ『エタオイン・シュルドゥル』、ディック感覚を味わえるSFミステリ『白昼の悪夢』、短い頁数ながら恐怖が真に迫る侵略SF『イヤリングの神』あたりが好み。2026/06/16
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