内容説明
京都の高校に通う自称平凡女子の萌子(もえこ)は、不思議な力を持つ美貌の幼馴染の理龍(りりょう)を「生き神様」と推す毎日を送っている。
そんな萌子のもとにはときどき、動物の体を借りて現世を訪れた神様や神様の遣い――神様のいそうろうがやってくる。
同級生で親友の絵磨の新聞部の取材に付き合って“恋愛成就”の神社をめぐることになった萌子。
その中で、2人は白イタチに入った「神様のいそうろう」に出逢う。
節分のときに須賀神社に現われる「懸想文売り」に化けて「懸想文」を授けたある女性の行く末が気になっているというのだが……?
一方、八咫烏の若手審神者の赤城(あかぎ)は彼女ができたと浮かれていた。
だが、そんな彼に対する周囲はなぜかおかしな反応で……?
モブ女子のはずの萌子に秘められた謎の一端も明らかに?
読み逃し厳禁の新・京都ファンタジー第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
同級生で親友の絵磨の新聞部の取材に付き合って恋愛成就の神社をめぐることになった萌子。2人が白イタチに入った「神様のいそうろう」に出逢う第3弾。絵磨が思い出す、理龍が苦手だった幼い頃の萌子との出会い、萌子を理解しない彼女の母のエピソード。イタチの神様からの懸想文の行末を見届けてほしいという願いに協力したり、彼女ができた赤城の霊力が衰えている思わぬ事態に、理龍と萌子がダブルデートしたりと、相変わらず様々な出来事に遭遇していく萌子の引き寄せ力を感じましたけど、優しく温かいそれぞれの結末もなかなか良かったですね。2026/04/23
ひさか
22
2026年4月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。螢火の約束、縁結びの恋文、恋の行方とまやかしと、の3つの連作短編に序章とエピローグで構成。萌子は、理龍との関係を「推し」と言っているところが面白い。展開は、ファンタジックさや、幼いしぐさめいた記述もあるものの、衣を着せずに本質を表現するところもあり、そこがドキッとして楽しい。2026/06/30
ありす
18
楽しみにしてた作品。萌子と絵磨の出会いの話がとても良かった。そして小春と澪人もチラッと登場が嬉しかった。欲を言えば、朔也のようにもっと出てきてくれたら嬉しい。『自分を生きられる時代』は確かにとは思ったけど、現実はなかなか難しい。自分を大切に、そして自分の人生を『決めて』生きていきたいと強く思った。今回も萌子の前世は分からずじまい。気になるなぁ。もうすでに次が待ち遠しい。【シリーズ3作目】2026/05/05
ざるめ
12
今回、いそうろうの話より恋が強めな感じが…このシリーズってこんな感じだったかな?(*^^*)萌子と絵磨の出会いの話が好き!(*´∀`*)そして「ツイタチ」の話を読んだ時には私も「おー」と声が出た(゚д゚)2026/07/07
assam2005
12
上賀茂神社近くに住む理龍、下鴨神社の近くに住む萌子。ついこの間、上賀茂神社から下鴨神社へ歩いてみたのだけど、意外と近い。京都の寺社仏閣を巡りながら、動物の姿を借りた神様と出会うエピソードは、聖地巡礼をした方ならすんなりとイメージできるはず。陰陽師組織・八咫烏、加茂一族を守護する陰陽師組織・八家、それに「南総里見八犬伝」の8人の解釈が加わり想像を膨らます。でも、このシリーズは恋愛がベースなので寺社仏閣巡りの目的は恋愛成就。爽やかで朗らかで優しい。なのに主人公が恋愛より推し!なのが今どき。2026/07/04
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