白水Uブックス/思想の地平線<br> ヘーゲル読解入門(上):『精神現象学』を読む

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白水Uブックス/思想の地平線
ヘーゲル読解入門(上):『精神現象学』を読む

  • ISBN:9784560721452

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内容説明

人間の歴史は、〈欲望〉の歴史である。

1933年――ドイツでヒトラーが首相として就任した年――パリの高等研究院でアレクサンドル・コジェーヴによるヘーゲル講義がはじまった。本講義にはジョルジュ・バタイユ、ジャック・ラカン、ロジェ・カイヨワ、アンドレ・ブルトン、メルロ=ポンティなど、フランス哲学・文学の中心となる人物たちが多く参加している。
「歴史が何であるかを知るためには、この歴史を実現する人間が何であるかを知らねばならぬ」――コジェーヴは『精神現象学』を精読しながら、プラトンからヘーゲルへといたる哲学と、キリストからナポレオンへといたる歴史とを重ね、動物から人間がいかに生まれ、自然から歴史がどのように発生したかを辿っていく。
フランス現代思想を知る上で避けて通ることのできない記念碑的講義録を、訳者によるあらたなあとがきを加えて、Uブックスで待望の復刊。


【目次】

出版者の覚書
第一章 序に代えて
第二章 『精神現象学』の最初の六章の要約
    ──一九三七-一九三八年度、最初の三回の講義の全記録
第三章 『精神現象学』第七章の一般的導入部の解釈
    ──一九三七-一九三八年度、第四回及び第五回講義の全記録
第四章 一九三七―一九三八年度講義要約
    ──高等研究院・宗教学科の一九三八-一九三九年度年報からの抜粋録
第五章 哲学と知恵
    ──一九三八―一九三九年度、最初の二回の講義の全記録
第六章 永遠・時間・概念についての覚書
    ──一九三八-一九三九年度、第六回講義より第八回講義までの全記録
第七章 『精神現象学』第八章第三部(結論)の解釈
    ──一九三八-一九三九年度、第一二回講義の全記録
訳注
『ヘーゲル読解入門』への後書き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

11
ヨーロッパ哲学における重要文献であるため、読んでみた。難しい😓ヘーゲルがわけわかめだから解説されたとて厳しいのかもしれない。2026/04/24

柿沢

3
本書は精神現象学における主と奴の弁証法、欲望、絶対知などのテーマをヘーゲルの何倍にも色濃く抽出し、欲望の弁証法としての歴史主義を提示している。彼の無神論的なヘーゲルの読み口は、むしろ終末論的なマルクスのように捉えられる。ニーチェ等の歴史主義批判を越えようとする姿勢や、現象学、ハイデガーの存在論といった新たな哲学をヘーゲルの読解に用いており、かなりヘーゲルの世界観を広げることができる一冊だ。それまでの哲学者とヘーゲルとの対比、とくに「概念」の扱いの違いを説明する6章がかなり面白かったと思う。2026/04/05

hurutakouichi_gallerys

0
簡単2025/11/12

キャラ

0
ドラクエでいう、ドラクエⅢ。ヘーゲルはドラクエXI。他者に承認された自己によって、理性の、人間的実在へ。穴を埋めるべく駆動する欲望は、他者にその意識や意図を引き受けてもらう必要があり、他者の意識に映し出され異化された自己を見いだすことで、自立した現存在へと至る(生成される)。自立は、一般に依る所与の与り知ることで成り立つため、他者があってこそ。即自からはじまり、他者の交わりを通し、自己自身と関係することにより、自己を取り戻す対自へといたる。その弁証法を繰り返して、絶対知の本質的実在を得るとか、かんとか。2025/11/10

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