角川書店単行本<br> 少女Aが消えたとき

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角川書店単行本
少女Aが消えたとき

  • 著者名:伊兼源太郎【著者】
  • 価格 ¥2,365(本体¥2,150)
  • KADOKAWA(2026/04発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041173534

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内容説明

千葉県美浜市のスーパーマーケット駐車場から、十四歳の少女が行方不明になった。誘拐・連れ去りの恐れから情報封鎖が実施されるが、報日新聞の記者「事件持ち」こと永尾は、ある手がかりを基に少女が姿を消したことをつかむ。県警幹部との取引で誘拐の報道をしないと約束する永尾。だが、この事件の報道を巡り支局内でトラブルが巻き起こる。一方、県警は同時刻に駐車場にいた前科のある人物を誘拐の容疑者として絞り、捜査を進めるが、県警捜査一課の刑事・津崎はその見立てにかすかな違和感を感じていた。少女が消えた理由とは? 警察と報道の存在意義とは? 事件を追う執念とあまりに切ない真相が心を飲み込む、一気読み必至の社会派ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

149
まだ思春期の少女が消えた事件を巡り、刑事や記者や巻き込まれた人びとの思いが交錯する。それぞれ難しい仕事や立場から、否応なく自らの来し方や将来について考えざるを得なくなり、忘れたかった罪と向き合ったり人生が大きく暗転する者も出てくる。犯罪とは被害者と加害者のみの問題ではなく、関係者すべての心に深い傷を残すのだと訴えてくる。やや淡々と進んでドラマ性に乏しいが、実際にありそうなリアルさがにじむ。日本では警察に届けがあっただけでも毎年8万人超が失踪しており、これだけの数の波紋が巻き起こっているのかと思ってしまう。2026/05/09

いつでも母さん

138
期待の伊兼さんの新作。失踪した14歳の少女・北川真澄はどこへ?誘拐事件なのか?関わった人間は10年前に14歳の一人娘を離岸流に巻き込まれ失くしている小林夫婦に、その時一緒にいた友人の島本香奈。事件を追うのは10年前も捜査に加わっていた津崎刑事。そして報道するのは新聞記者の永尾。新聞社内の上下・左右の人間模様と記者の矜持や、警察の捜査と読み、真澄の家庭環境に、小林の妻の若年性認知症とてんこ盛りだ。グイグイ読み進み願ったラストにホッとして読了した。2026/05/18

しんたろー

110
『事件持ち』から6年ぶり第2弾…新聞記者・永尾と刑事・津崎の主役は変わらず、中学生少女が消えた謎を追う物語。 二人がドライで現代的な後輩との価値観の違いを描きつつ、愚直ながらも真摯に取材・捜査をする姿が前作より成長しているのが嬉しい。昨今何かと話題のAIによる簡略化などの考察も交えながら、社会や仕事の在り方を色々と考えさせる。少女側の事情が切なく、娘を持つ父親として共感する事しきりで「ハッピーエンドになって欲しい!」と思っていたので、終盤の展開に大いに惹き込まれた。二重の意味があるタイトルも洒落ている👍2026/06/10

ゆみねこ

72
事件持ちの続編、しかし前作をすっかり忘れていた。報日新聞の若手記者・永尾と千葉県警の津崎刑事。大型スーパーの駐車場から女子中学生が失踪した。津崎刑事の動きから事件を察知した永尾、後輩の猪原の暴走。なぜ少女は失踪したのか?とても面白く一気に読んだ。2026/06/05

fuku3

33
2026.5.30読了。シリーズ第2弾。中尾も記者3年目になり前回より大分成長した。使えない後輩を抱え頭が痛い…。簡単に言えば元新聞記者の作者が言いたい事はオールドメディア等といわれる新聞はまだまだ存在価値、存在意義は充分にある。記者達は自分の足で実際に見た物感じたモノを、指先だけで拾う空虚な情報よりもしっかり裏の取れた真の情報を読者に伝える為に真摯に事件に向き合って行く。刑事も同じく防犯カメラの映像やSNSの情報だけを頼るのではなく、自分の目で確かめて信念も持って行動する。これを昭和臭いと笑い勿れ!2026/05/30

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