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内容説明
群れから排除されたり、親密な居場所を作ろうとして消耗したり……著者自身、人生で孤独の感覚を何度も味わってきたという。本書では内なる孤独を掘り下げるヒントを整理しながら、この社会がいかなる孤独を生み出しているのかを考察。見た目の不安が「努力不足」と見なされる風潮、性格ごとの孤独対策、不当に恥ずかしいものとされる承認欲求など、さまざまな角度から孤独の正体に迫る。 ●ソロ充とソロ活 ●「見た目」不安と社交恐怖 ●ニューロダイバーシティ(神経多様性)を知っていますか ●自分を閉ざすと人間関係を築きにくい ●「本当の友達」よりも「それなりのつながり」を ●「性格がいい」とはどういうことか ●「恋愛以外のつながり」を探すディズニー&ピクサー 「私たちはいまだに、『群れ』との適切な距離感を把握しきれていません。人類がこれだけ繁栄し、あるいは人生をこれだけ生きてきたのに、ひとりぼっちはさびしく、かといって群れに対しても腹が立って仕方がない。生まれてこの方、止むことのない『孤独』、その正体に少しでも近づくべく、多角的な視座を共有すること。それが本書の目的です。」(「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
21
「孤独」をテーマに、様々な視点からアプローチした本。多面的な「孤独」の正体に迫り、さらに「孤独」への向き合い方を考察したもの。印象度B うーん、ところどころの考察は素晴らしいことも述べていると思う。が、テーマが散漫的、とっちらかり過ぎていて、正直そこまでの本では…と感じた。 サードプレイスの重要性、可処分時間の貧困化が孤独の原因となる重要問題なのは間違いない。 私は地元の将棋道場に通う常連で、将棋道場は趣味の社交場として機能しているので、孤独を感じることはまずない。2026/05/18
meg
10
孤独についてのエッセイだが新書なので新書っぽさも多分にある。孤独は個人の責任ではなく社会の責任である…って言って響く政治関係者はどれくらいおるんやろう。孤独対策っていかにもお金にならなさそうだしなー。安全を積み重ねて孤独から抜け出す、かあ。常に足元がグラグラしてるような人生では望むべくもないのかもしれない。2026/05/23
みじんこ
8
最初の孤立・孤独とソリチュードの話は基本の整理となり、自分としては全て一括りに認識していた。孤独対策が「間接的にならざるを得ない」理由、消費経済との関わり、ボディイメージとの関係、自己呈示/開示等、社会の中で我々は意識的/無意識的にどのように生きているのかクリアになった感覚。シニシズムも含め、SNS時代ゆえの可視化・孤立化が進んでいる印象。ニューロダイバーシティやACEは初めて知り、より詳しく学びたくなった。恋愛以外の繋がりとしてのディズニー&ピクサーの項は著者もだいぶ筆が乗っているのではないか。2026/05/02
二人娘の父
7
「孤独」という問題を、個人の感情や心持ちの問題だけではなく、社会の課題として、あるいは政策課題として考察する。ナイーブでセンシティブな著者らしい考察が展開されており、余計なストレスはまったく感じることなく読了。けっこうな年月、著者のラジオポッドキャスト番組を聴いてきたつもりだが、うつ病を抱えていることなどを知らずにいたこともあり、著者の内面を新たに知ることになった。サラっと読めてしまったので、しっかり読みなおしてみたいという“宿題”を得たようにも思っている。2026/05/30
totuboy
7
「孤独」と「孤立」は違う。今の社会で誰かとつながれない寂しさを感じるのは実は40代くらいの中年男性なのではないか。自分の人生を考えたとき、ちゃんとつながれる人間関係を作っていかねば、と少し気持ちが焦る。本書は小さなテーマごとに孤独を様々な視点から切り、平易な言葉で問題提起をしている。従来の学校のシステムが孤独を生むという指摘も面白い。「つながりの先にある問題」は筆者の具体的経験から説明されており、それが戦争にもつながっていくという可能性は示唆深い。2026/04/27




