内容説明
分断が深まり、社会が内向きに閉じていく時代に
外部への風穴を穿つことはできるのか?
トランピズムが覆い尽くす現代世界の「根本的に不可能な生」を引き受けながら、
それでも他者と公平に関わり続ける倫理はいかにして可能か。
《アメリカ人類学の俊英が描く、来たるべき人類学の可能性》
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【解説より】
「トランプ政権発足以降、物事を極端に単純化し、「味方」と「敵」を分けるような言説が広がる中で、パンディアンは自分自身が抱える矛盾を、痛切に自覚せざるを得なかった。
重要なのは、この矛盾の自覚が、彼の言う「批評」の出発点になることです。
制度の「外部」から「正しい立場」で断罪するのではなく、自分が制度の「内部」にいることを引き受けたまま、矛盾を見える形にして考え続ける。
パンディアンが目指すのは、そういう批評だと思います。」
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【目次】
序章 人類学者の中で、一人のエスノグラファーとして
第1章 手元の世界──科学と文学のあいだ
第2章 経験という方法──読む、書く、教える、フィールドワーク
第3章 まだ来ぬ人間性のために──政治、芸術、小説、エスノグラフィー
終章 批評家としての人類学者
謝辞
『人類学は何ができるのか』解説に代えて──訳者・奥野克巳に訊く
原注
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