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内容説明
大人気SF作家が綴る美味しい偏茸エッセイ。
1日だけ幸せでいたいなら床屋に行け。
1週間幸せでいたいなら車を買え。
1ケ月だけ幸せでいたいなら結婚しろ。
1年だけ幸せでいたいなら家を買え。
でも、一生幸せでいたいなら……キノコを採れ!
大ヒット作『黄泉がえり』『エマノン』シリーズで知られる大人気SF作家は、キノコを愛し、キノコに愛された“キノコ仙人”だった!
食べておいしいキノコはもちろん、妖しい姿をした毒キノコだって、み~んな愛おしい。
40年を超えるキャリアの“胞子活動家”は、きょうも出会いを求めて里へ、林へ、奥山へ。
「ない!」と嘆いたかと思えば、「あった。うひひ」と悦に入る。
天然マイタケの「完璧な芋煮」を夢見、庭にはえたツバキチャワンタケに感動し、サンコタケの猛烈な悪臭に狼狽する……
そんなキノコに心を奪われ、キノコのトリコとなった作家・梶尾真治が、自ら歩いて見つけて食した、一期一会の名茸70傘について綴る、芳醇な山の香り漂う偏茸エッセイ!
(底本 2026年4月1日発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
20
西日本新聞朝刊2004年6月11日〜12月24日毎週金曜連載28回の「この樹のキノコ」とミニコミcom.2004年6月11日〜2005年7月29日連載52回の「この樹のキノコ」に大幅な加筆修正を加え、2026年4月小学館新書刊。キノコとの出会いの話が、不思議というか縁というか、まさに一期一会なのが面白い。幼菌、成菌、老菌という様子の話も興味深く、子実体、菌糸の話も楽しい。キノコに出会って「うひひ」状態になるというところに憧れてしまうような描写がたくさんあり、キノコに呼ばれるというのが少し体感できました。2026/05/13
カエル子
6
熊本の山がフィールドでしたか! 行く前に読んでおけば、春のキノコ探しをすこし楽しめたかもしれないのにざーんねん。キノコのシロを誰にも教えないというのは、どこの国の人も一緒ですね。スウェーデンでキノコを探しながら森を走り回ったのを思い出しました。日本でも(しかも九州で)こんなに多種多様なキノコが、しかも食用になるキノコが採れるってことに驚きつつ、著者からほとばしるキノコ愛を愉快に感じながらの読了です。森でキノコを見つけられるようになりたいけど、自己責任で食べる!ところまでいく自信がないなー。2026/05/18
vivahorn
3
私の敬愛するSF作家、梶尾真治先生の本が遂に出た。しかし、それは本来のSF小説ではなくキノコの話。しかも小学館新書からの出版である。梶尾先生は日頃よりキノコ、キノコ狩りについてSNSで発信してきたが、今回の本は西日本新聞の連載等を基に纏められたものとのこと。各キノコで紹介されるキノコのイラストよりも先生が撮りためたカラー写真の方が良いかと一瞬思ったが、図鑑ではないのでそこまでする必要はないかとも考えた。また、カラーだと本の値段が跳ね上がってしまうのであまり得策ではないのかも。2026/04/21
y
2
私はもっぱらキノコを眺めて愛でるので、食べる目的でキノコを探す人の生態はだいぶ違うのだなーと感じましたが、食べるべきか食べざるべきかの葛藤や、その判断の後悔はひしひしと伝わってきました。 水虫とキノコのシンクロニシティには驚きました。2026/05/22
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