内容説明
恋も殺しもドラッグも、すべてが熱に焼かれてく。「スペクテイター」誌、「フィナンシャル・タイムズ」紙年間ベストブック選出。世界に衝撃を与えたブラジルの才能による鮮烈デビュー作!
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映画『シティ・オブ・ゴッド』以後の最も重要な想像力――アイリッシュ・タイムズ
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いつも何かが壊れるみたいだ――。
マフィアと警察が抗争を繰り広げ、麻薬中毒者たちが路頭をさまようなか、子どもは本物の拳銃で遊び回り、若者たちはビーチで大麻を吸い、恋をする。
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ブラジル発、新リアリズム(ノーヴォ・ヘアリズモ)がついに上陸!
世界10カ国で翻訳。
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「ブラジルの大作家ローザに匹敵する」――カエターノ・ヴェローゾ
「人生とはこんなにも容易く狂ってしまう」――ガーディアン
「リオデジャネイロのスラム〈ファベーラ〉生活を、タフで優しい文体で、驚くほど力強く描いた」――カーカス・レビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
42
短篇集として読むと拍子抜けするくらい短い作品が多いが、それぞれが”ファベーラ”というスラムを描いた長篇のピースの一つだと考えると途端に全てが輝きだす。何気ない日常の一コマである「蝶の一件」や「登校初日」のような作品をとっても等しく重要であり、無駄は一切ない。逆に「ペリキートとマカーコ」や「週終わり」はそれだけで読んでも強く記憶に残るので、どこかのアンソロジーに載っていても不思議ではない秀逸な作品だ。ブラジル文学の新たなる古典になり得る快作。2026/01/25
ズー
20
すごく好き。この薄さ、この短さの短編でこれほどにヒリヒリさせられることがあっただろうか…!この短さでこれほどに状況を想像させ、読んでるだけでアドレナリンが出てくる…。ハラハラさせられ、絶妙な寸止め具合で物語が終わるのも、命拾いさせられるというか。福嶋さんの翻訳具合も最高にかっこいい。丸山ゴンザレス氏のクレイジージャーニーとか好きな人、絶対好きだと思う。こんな世界本当にあるんだな…。「グラフィティ」が特に好き。2026/02/26
ほんメモ(S.U.)
9
1991年にブラジルで生まれ、リオデジャネイロの貧困地区(ファヴェーラ)で育った著者が描いたリアル。というのは、訳者あとがきに書いてあったことですが、短編のひとつひとつに解説も付いていて非常に助かりました。原作ではおそらくもっと柄の悪い言葉遣いだったのではないかな。訳文もくだけた文章ではあるのですが、訳者の方の育ちの良さが出てしまっている印象です。とはいえ、遠いブラジルの限定的なエリアの日常を切り出した生き生きとした物語の数々は、私たち日本人読者に独特の煌めきを与えてくれます。ぜひ長編も読んでみたいです。2026/02/17
GO-FEET
4
◆短篇というか、むしろ掌篇ともいうべき作品が13本収められた作品集 ◆物騒な話が多いなか、個人的には「集落の謎」のようなほっこりする話にしか感情移入出来ないというのは、残念なことなのか? いやいや、幸せなことではないのか⋯⋯ 2026/03/21
isbm
0
★★☆2026/02/18
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