完全版 ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

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完全版 ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

  • ISBN:9784781625423

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内容説明

際限なき自由は、際限なき闇において行使される。
効率と結託した欲望は、痛む身体を無視してどこへ行くのか。
暗黒(ダーク)の現在地は、仮想(サイバー)か、それとも……
――魚豊氏 推薦!!
   『チ。―地球の運動について―』
   『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』作者

「ネットの向こう側」の不道徳な領域を描き出すポスト・トゥルース時代のノンフィクション!

★反響を呼んだ著者デビュー作に、25000字超の増補を加えた完全版!★

本書ではアメリカ西海岸文化から生まれたインターネットの思想的背景を振り返りながら、
ダークウェブに現れたサイトや人物、そこで起きたドラマの数々を追う。
「自由」という理念が「オルタナ右翼」を筆頭とした反動的なイデオロギーと結びつき、
遂には「近代」という枠組みすら逸脱しようとするさまを描き出す。

【目次】
序章 もう一つの別の世界
第1章 暗号通信というコンセプト
第2章 ブラックマーケットの光と闇
第3章 回遊する都市伝説
第4章 ペドファイルたちのコミュニティ
補論1 思想を持たない日本のインターネット
第5章 新反動主義の台頭
第6章 近代国家を超越する
補論2 現実を侵食するフィクション
補論3 1984年の亡霊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

_apojun_

9
図書館本。 仰々しいタイトルに惹かれて手に取ってみました。 ダークウェブって言葉はよく耳にするけど、アクセスするの怖いしということで、書籍にてどんなものかと怖いもの見たさ。やはり聞いたことのある中には都市伝説っぽいものもあるようで、書かれていることはある程度は実態を表していそう。想像の範囲内だったかな。 終盤はどちらかというと思想的な考察に重点が置かれており、欧米と日本の感覚の違いみたいなものはなるほど、と思いました。2026/09/17

恐竜人間(絶滅危惧種)

4
ダークウェブがどんなものか初めて知った。そこには「自由」の名のもとに、児童ポルノ、薬物、人身売買など違法なものまでやりとりできるまさにダークなウェブがあった。自由なら何をしてもいいはずだという退廃的な哲学は日本の自己責任論とは少し違うと思った。前々からアメリカ映画のドラッグ=クールっていう価値観が変だと思っていたけど、本当の自由は自律が必要だということに気づかないんだろうか。2026/07/16

lyrical_otoca

2
ダークウェブの解説本というよりもダークウェブを通して現代のインターネットを人間がどう利用して、それが世界にどう影響を与えているのかについての本だった。ダークウェブって流布されているイメージよりもそこまででもないというか、やっぱり詐欺のが多いんだな……と思った。補論はテック系の人達の加速主義とオルタナ右翼について書かれていて、速さを求める人には民主主義は遅すぎるんだろうな〜と思った。確かにイーロンとか民主主義遅くて使ってられないと思ってそうだしなぁ。2026/04/13

kazu

1
面白かった。ダークウェブという単語は知っていたし、なんとなくのイメージであったが、成り立ちからどんなものがあるかという所まで書かれている。 依頼掲示板はほぼ嘘でむしろ囮捜査に利用されているとかイタチごっこのようだ。完全版というだけあって以前書かれた内容にさらに加筆されている。筆者の現在のインターネットのことまで書かれていたので面白かった。私はsnsはコロナ前に辞めたが、筆者の話を読んで辞めて良かったと思えた。本の良さも書かれているのでその言葉を借りると本は人を孤独にしてくれる。それが今必要なのかなと思った2026/09/23

mikan

0
ダークウェブ関連はあまり興味を惹かれなかったが、終盤の新反動主義の話は面白いなと思った。これの系譜に企業リバタリアニズムが連なると理解した。企業リバタリアニズムは新しい考え方だと思っていたが、意外と昔からあり、著名な推進者が出てきたことで最近注目されているようだ。2026/06/24

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