内容説明
世界一を獲った脚本家は現役のサラリーマン?! 会社勤め15年、自身の経験を武器に映画を作ってきた著者が、「あなたにしか作れない作品」を生み出すために本当に大切なことだけを集中講義します。未経験でもこれを読めばいきなり書けるようになる! 自分なりの表現を探す人に刺さる、まったく新しい脚本術の誕生です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
41
現在公開中の映画『炎上』の監督である著者による脚本作成のメソッド。ハリウッド式に則った映画の概要を1行で伝えるログラインから、著者独自のエンドロールの歌詞から考えはじめる手法まで、脚本を書くにもいろんな方法がある。でも、著者が何度も強調しているように、自分自身が書きたいもの、書かないではいられないものかどうかが、一番のポイントだと思う。それが一番発揮できる方法こそが、本人にとって最良の脚本作成術になるということを言いたいのだと思った。2026/04/24
しゅー
7
★★なかなか独特な脚本術だ。我々が映画に期待するものについて、ある側面では真実をついていると感じた。つまり、制作する側に明確に伝えたいものがあること。それも単なる一般的な「メッセージ」(例えば「平和は大切」みたいな)ではなく、もっと飾らない日常的な実感に根ざした言語化の難しい感情みたいなもの。思いっきり個人的なものほど普遍性を持つ。また登場人物の発する言葉に必然性や説得力があること。ただ、そこについては著者の脚本の書き方が独特過ぎて真似できない。ひたすら色んなキャラを自分に憑依させて自動筆記で書きまくる。2026/05/20
相米信者
4
森七菜主演映画「炎上」の監督の著作。広告会社から32歳で映画監督デビューした体験談や映画の作り方、脚本の作り方などをライトな文章で伝授している。とても面白かった。何事もチャレンジするのは年齢関係ないんだなと感じた。2026/05/12
にくきゅー
3
作者である長久さんにとって脚本を書く行為は、自分の人生に意味を見出していくこと。ひどく個人的なこと。しかし、それが他者の評価を気にしたものよりも、結果的に人に伝わる。それはなぜか。自分を深く深く掘り下げていく行為の先に、きっと生きることの美しさや醜さ、過ぎていく時間の儚さなど、観客がそこに自分を見出せるものが生まれるからではないかと思う。長久さんにとっての脚本は、僕にとっての何であろうか。自分のうちにある何かを表現したいと思えた本。2026/03/29
けんちき
1
脚本の作成に興味があり手を取ってみた。 筆者が映画監督という事もあり、映画を撮る為の脚本の書き方だけでなく映画の作り方も含めた内容ではあった。 自分が書きたいもの・撮りたいものありきで開始するのは正にその通りだと思うが、それが必ずしも社会に受け入れられるとは限らないけど、自分が満足すれば良いのか。 読了後「そして私たちはプールに金魚を」を観た。確かに予算削減し言いたい事が良く伝わる作品であったが、エンドロールでの多くの関係者みたら、この規模の映画を撮る大変さを改めて感じた。2026/05/26
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