内容説明
「き……、きゃああああ――――!」第一王子の僕の婚約者になる、公爵令嬢のセレアさん。十歳の初顔合わせで、悲鳴を上げて倒れちゃいました! ええええ!? なになに、思い出した? 君が悪役令嬢? 僕の浮気のせいで君が破滅する? ひどいなその設定の僕。でもね、そんな『イベント』とか『設定』なんて関係ないって。一緒にいるうちに、控えめで優しい君が、どんどん好きになってきているんだから! でも、ヒロインだという女の子に会ったとき、強烈な胸のドキドキと、運命の鐘が頭で鳴り響いて……。これが“強制力”? それでも僕は、絶対に婚約破棄なんてしませんからね!! これは、乙女ゲーのストーリーという過酷な運命にラブラブしながら抗い、ゲームの強制力とイチャイチャしながら戦う、十歳から始まる王子と悪役令嬢の物語。 ※電子版はショートストーリー『サラン姉さまのプロポーズ大作戦』付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
20
コミカライズを読んだので、結末が気になりこちらも。コミカライズは原作1巻分だったので、この巻はほぼ復習。転生悪役令嬢ものだけど、主人公は攻略対象である王子という、男の子視点の物語。バッドエンドにならないように必死に頑張るシンとセレア。幼い2人が本当に可愛い。シンの姉上サラン殿下や、護衛騎士のシュリーガンなど周りの大人の教えが実用的で的確。セレアの侍女・ベルの寿引退が残念。結婚したって侍女は続けられそうなのになぁ。2023/10/18
ぐっち
19
転生した悪役令嬢の婚約者の王子が、悪役令嬢に婚約破棄されないように奮闘する話。王子の必死さと悪役令嬢の可憐さが面白い。1巻は学園に入学する前スタート。ゲームの強制力に打ち勝てるのか?シュリーガンさんが好きなのに、挿絵が全然出てこない。ん、コミカライズ…?2021/09/25
ぐっち
15
続きも買ったので再読中。悪役令嬢の王子視点のお話。10歳で自分が悪役令嬢だと気づいたセレアの婚約者の第一王子・シンが婚約破棄にならないようがんばります。セレアの転生前の記憶で医療関係を改善していく二人。シュリーガンさんの挿絵が最後まで出てこなくて残念。2022/02/27
すがはら
10
転生者は悪役令嬢だけど、運命を変えようと頑張るのはゲームの話を聞いた非転生者の王子様の方というお話。ゲームの強制力がかなり強力みたいだし、ゲームのヒロインの存在が何だか不気味な気がしてしまいます。悪役令嬢さん、前世が10歳で亡くなった子にしては知識が有りすぎじゃあないかな?入院生活で本を読みまくってたとかかな。王子様も転生したわけでもないのに初めから10歳児とは思えない分別と思考力です。二人とも良い子なので応援したくなります。2020/10/18
シルク
8
うーむ。かなり微妙風味。わたくしにはかなり退屈で、読み終わるのにも時間がかかった。「男が書いた、王子様目線からの、悪役令嬢転生もの」というのが売りの作品のようですが。...転生した悪役令嬢に前世の知識があり、それを活用して社会を大改~革☆ってな感じなのだが、なんだかそれがスカッとしない。「単に前世の知識パクってるだけだよね」という感じ。マイケルジャクソンのムーンウォークをダンスに取り入れて、周囲から「Oh~エキセントリック☆」みたいなほめそやされたり、「泳げタイヤキ君」をそのまま紙芝居にしようとしたり。→2020/07/16