内容説明
ロッキー山脈の麓の町ヘブン。雪山で日本人女性の死体が発見された。連続する邦人殺害事件の捜査のため、保安官のフランクとラリーは僻地にある〈レインバード日本人居留地〉に赴く。そこは難民たちが肩を寄せ合って暮らす過酷な土地だった。ヘブンで横行する有色人種への差別。狂騒が激化する中で保安官は正義を貫けるのか。そして国を失った日本人に生きる道はあるのか。ヘイトに満ちた現代に警鐘を鳴らす社会派サスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
36
大地震による放射線汚染で日本からアメリカの日本人居留地に住む人々。若い日本人女性が殺される連続殺人事件。有色人種の一掃を目論む宗教。静かな筆致で描かれていく地獄の様な暮らしがあまりに辛い読書だった。ラストの西部劇を思わせる緊迫した銃撃戦はハラハラし通し。『人は決して一枚岩ではなく個性の集まり』との一文が心に深く刺さった。自分と違うものを排除しようとするのは人種だけの事ではない。みんな個性を持つ1人の人間と認める事でいじめや差別がなくなる。地震大国の日本。あり得る話だなと怖さもあった。2026/03/29
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