内容説明
元精神科看護師による話題の感動作、第二弾!
月野ゆんは、人の記憶の「核」に潜入し、「死にたい気持ち」を治療する潜入心理師として横浜みなと大学病院で働いている。二年前、治療中に患者以外の心へ迷い込んでしまうという事故が起き治療は中断されていたが、特殊素材のウェットスーツが開発され再開することに。新人潜入師である綾川すずもチームに加わり、二年ぶりの治療が行われる。患者に感情移入せず治療を行うのは至難の業だ。ゆんは新人教育の難しさにも頭を悩ませるが──。
「ナースの卯月に視えるもの」シリーズで注目を集める元精神科看護師の著者が祈りを込めて描く書き下ろしシリーズ最新作!
(底本 2026年3月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
25
希死念慮に囚われた人の心の中に入って核となっている【絡み】をほどく、潜入師シリーズ第2弾。2年ぶりに治療が再開され、新人のすずが仲間に加わる。絶望、渇望、贖罪、炎上、歪形、願望、悲嘆と7人の闇は様々。経験のないすずも潜入する中で、感情に振り回されてしまう未熟な自分と向き合い、過去の後悔に気づき受け入れ、改めてこの仕事に自信を持っていく。人の記憶は曖昧で、勝手に上書きされてしまっていたり、それが間違ったまま心の闇となり苦しんでしまうことにも。周りにきちんと受け止めて寄り添ってくれる人がいる事ってほんと大事。2026/03/08




