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内容説明
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ワンガリ・マータイは、ケニアの環境保護運動家です。ワンガリは1940年、イギリスの植民地支配下にあったケニアで生まれ、豊かな自然に囲まれて育ちました。教育を受ける女性が少ない時代に高校まで進学し優秀な成績をおさめ、奨学生としてアメリカの大学へ留学しました。
イギリスから独立したケニアに帰国したワンガリは、農村部の異変に気づきます。開発によって環境が破壊され、人や動物が飢餓に苦しんでいたのです。ワンガリはこれらの問題を解決するため、植樹によってもとの環境を取り戻す「グリーンベルト運動」を思いつきます。
グリーンベルト運動はやがて農村部の女性たちの間で広まり、人びとが自らの生活を守る権利を考えるきっかけとなります。利益を追い求めて土地開発を続ける政府と衝突しながらも、運動はケニア全土へと発展し、やがて民主化運動にもつながりました。その功績が認められ、2004年にはアフリカ人女性として初のノーベル平和賞を受賞しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
MOTTAINAI、で日本でも有名になったマータイさん。環境問題で戦った人、というイメージが強いですが、生活という、足元から政治を見つめ、おかしいと声をあげる姿勢を貫いた努力の人でした。政治家でもあった夫さんのエピソードはそれほど知らなかったので、ちょっと興味深かったですー日本と一緒で夫婦で姓が一緒で、活動する上で苦労したエピソードには共感できる人もいるのではないでしょうか。よくまとめられた伝記ですー最近は特に女性が多く紹介されているこのシリーズ。嬉しい限りです。2026/05/29
You
3
「『モッタイナイ』って日本語に出会ったのを発端にメディアに引っ張りだこになってワアワア騒がれた人」だと思ってたが、オイオイオイ…超絶才女でブレイバーやないか。知らん黒人の女の人がニコニコしながら「モッタイナイ、モッタイナイ」って言ってる図は確かにキャッチーだから、当時はそこばかり取り上げられていたが、そんなものは彼女の道程の一点でしかない。彼女の環境活動ばかり目立つが、その背景にあるアフリカの貧困構造や人種問題、女性蔑視問題、民族問題がよくわかる。そらモッタイナイエピソードも一コマで終わるわ。2026/03/20
かはほり
2
この本で初めてケニアの独立運動の事を知ることができました。この本を読むにあたって、前後の見返しにわかりやすい解説があるのも良いね。恐らく学校では習わない分野だと思うので、子どもたちに読んでほしいね。伝記漫画共通のことだけど、被伝者の姿は、ありのままではなくて良いので、少し実像(みんな年をとっても異様にスリムで若く美男美女!)に寄せて描いてほしいね。あまりの乖離は却って失礼ではないのかな?2026/03/21




