内容説明
「老後は楽しまなきゃ損」バカが、やかましい!
「老後は楽しめ」「前向きに生きろ」「健康に気をつけろ」「趣味を持て」――等々、
現代の老後には、“やるべきこと”があまりに多い。
本書は、そうした社会の空気に対して、著者が「めんどくさい」と率直に感じる感覚を出発点に、
老い・幸福・お金・運・社会の同調圧力について思考していく老後論&人生論である。
著者が語る、「楽しいことがなくてもいい」「昨日と同じ今日で十分」という境地は、
“楽しまなきゃ損”“明るく元気が良い”強制社会への違和感を、老後の実感から言語化するものである。
多くの人が抱いている「老後なんだから、もう自分の好きなように生きさせてほしい」という気持ちを代弁する、
読者をほっと安心させる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さちこ
42
特別な楽しいことがなくても毎日何の不安もなく過ごしているという人は本当に幸せな人。家族に一人でも病人がいれば楽しいどころではない。本当にそのとおりだと思った。人生の殆どは運、なるようになると教えられた。2026/05/08
スリカータ
13
初めて読む著者だったが、面白かった。特に、バカのひとつ覚え決まり文句の章で《自分で勝手に結婚して、勝手に子どもを産んで、勝手にそのことを公表して、「静かに見守っていただけると幸いです」という見知らぬ「有名人」》には笑ってしまった。著者は和田秀樹にはアンチだが、同じ医師である久坂部羊には全面的に賛同している。久坂部さんの著書『人はどう老いるのか』は私も読み些か気が重くなったが、勢古さんは「誰も言わない本当のこと」と述べている。2026/05/10
coldsurgeon
9
「老後は楽しまなくては損だ」という言説を、一刀両断するというか、避けて通る老後の過ごし方について書いている。仕事を辞めて、日々の生活の中に楽しさを求めることが大切なことのように言われているが、著者は生来ものぐさだから、ゆるゆるふわふわ生きていくことがよち、と言っている。人生のほとんどは運であり、なるようになるのだろう。和田秀樹氏を否定し、久坂部羊氏を推奨している点が、また素晴らしい。2026/05/08
Go Extreme
2
世間:老後=趣味+前向き→圧力=めんどくさい⇔著者(勢古浩爾):老後=昨日=今日=明日。楽しい事=不要+人生=運9割。楽しい病マイナス無理=安心+平穏。頑張る⇔ものぐさ=正解。世間体マイナス見栄=自由+普通=極上。結論:老後=好きに生きる+何もしない=大肯定。ありのまま=最高!2026/04/22
ドンベイ
1
著者の定年本、老後本は定期的に読んでいるが、今作はかなり枯れたなと感じた。流行りの楽しもう!とか頑張ろう!とかではなく、いささか斜に構え、元気で目的志向の老人を冷ややかに見る視線は相変わらず。和田秀樹に対する批判が多いのが真骨頂。淡々と生きる。なんとなく感性はあいます。だから、読み続けるのでしょうな。久坂部羊氏の本と司馬遼太郎「街道がゆく」が読みたくなりました。2026/05/10
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